あがりえ

カキダシフォトコン 第4回「何年経ってもずっと」

  • 神田澪のコメント

    近所の寺は「勝」の字で溢れている。勝、と書かれた勝ちダルマが、境内のあちこちに置かれているのだ。私は子どもの頃から競争が苦手で、皆がどうしてそんなに勝ちを祈るのか分からなかった。そんな私が一人で寺を訪れたのは高校一年生の春。弱気な自分に打ち勝ち夢を追うため、静かに鳥居をくぐった。

このコンテストの結果発表

【第4回結果発表!】140字の小説家神田澪の書き下ろし小説が読める!

2023/11/15

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