謎解きミステリーの、まだ真犯人がわからない状況。もし「君」が真犯人なら、どんな理由があってもなくても「僕」も共に真犯人だと名乗りでるのでしょう。「君がそう【なら】」というとてもシンプルな繋ぎ方が一片も迷いのない様子を表していて、なんていう純愛だろうと胸がバクバクします。 「君が【そう】なら僕も【そう】だよ」と、真犯人という言葉を後半で使わない点もいいですよね。リズムのよさだけでなく「もし真犯人だったとして君は君である、たいしたことではない」という気持ちが感じられます。