「#土屋鞄の絵本コンテスト」受賞作品発表
グランプリはKashikoiさんの「よるのひみつ(仮)」!
職人の手仕事によるランドセルづくりを続ける土屋鞄製造所と、メディアプラットフォーム「note」で、「長く大切にしたいもの」をテーマに絵本の投稿コンテストを開催しました。応募総数は155作品。素敵な作品が多く、入賞5作品の予定から1枠増え、グランプリ1作品、準グランプリ1作品、入賞6作品が決定しました。
グランプリに輝いたのはKashikoiさんの「よるのひみつ(仮)」です。成長するにつれて失ってしまいがちな「苦手なものに立ち向かう勇気」、「子どもの好奇心」、「頼れる友だち」がテーマの作品で、書籍化が予定されています。
この作品はまだまだ未完成ですが、なんといっても絵が魅力的です。また内容も、怖いものを克服していく子供の話ということで、コンテストの趣旨にあったおもしろい作品にできるのではないかと思いました。(ピースオブケイク代表・加藤貞顕氏)一部抜粋土屋鞄にはアトリエ®︎という内装に柄のあるランドセルのシリーズがありまして、『よるのひみつ』という作品のテーマは、その世界観に通じるものがあるかもしれないと感じました。絵も落ち着いていて素敵です。(土屋鞄製造所・箱田果歩氏)一部抜粋
※アトリエ®は株式会社土屋鞄製造所の登録商標です。
準グランプリは石川ともこさんの「まじろうのかばん」!
準グランプリに選ばれたのは、石川ともこさんの「まじろうのかばん」。だいじなかばんと一緒に散歩するまじろうと、様々な出会いを描いた作品です。
とにかく完成度が高くて、展開も多彩で読み物として楽しくて、子どもにとっても安心感を与える作品なんじゃないかなと思いました。(絵本ナビ代表・金柿秀幸氏)一部抜粋洗練された印象で、お話の中でカバンが重要な役割を果たすのが面白いなと思いました。(土屋鞄製造所・箱田果歩氏)一部抜粋
入賞は以下の6作品です。「わたしのコップ」Bun Suzukiさん、「むてきのかたな」中川 貴雄さん、「まっくらよるの ほしづくり」スミノモニカさん、「しましま」まつもとりょうたさん、「きのみやのくんちゃん」kyokoさん、「おさがり姫」yuya noguchiさん。
みなさんがあげていた作品、どれもすばらしいと思いました。(略)『おさがり姫』は、(略)途中21ページめの右上にレイアウト変更を考えているような形跡が書いてあったんですよ。それを見つけて、絵コンテで開いた時のバランスをこだわっていらっしゃるんだなと。そういうのってすごく大切だなと思っていて、そういう意味でも、興味がありました。(キャラクターアーティスト・tarout (タロアウト)氏)一部抜粋
同コンテストを見届けた土屋鞄製造所・代表の土屋成範氏は「土屋鞄では、(略)こどもたちの感性を育んでいけるような取り組みを大事にしています。絵本はランドセルと対象年齢が近いですし、今後もこのコンテスト自体をもっと広げていけたらなと考えています。そこから新しい作家さんが生まれ、ベストセラーが出たら嬉しいですね。(一部抜粋)」とコメントされました。
同コンテスト発表のWEBページでは、審査員の方々の総評が全文掲載されています。受賞作品とあわせて、ぜひご覧ください。
(ライター 香山衣美)
<情報>【開催】土屋鞄製造所、note(ノート) 【応募数】155作品
「#土屋鞄の絵本コンテスト」受賞作品発表