第14回 文章表現トレーニングジム 佳作「Yくんの言葉」メタセコイヤ

中学生までいじめが原因で不登校でしたが、なんとか高校に進学しました。

高校生になってからもいじめの標的になり、特に同じクラスの男子生徒のY君が私の事を目の敵にしていました。

けれど、高校生になってから、友人とめぐまれ、いじめを受けつつも、楽しく学校に通っていました。

高校三年生の秋頃だったと思います、クラスメイトの男子生徒のN君が事故死してしまいました。

バイクの免許を持っていたN君は、バイクの運転中に車と唐突して亡くなってしまいました。

N君とは仲が良かったわけでもなく、話した事もほとんどありませんでしたが、それでも、約三年程、同じ教室で同じ時を過ごしてきた人が亡くなってしまった、とゆう出来事に大きなショックと悲しみに襲われました。

そんな時、Y君が私に言いました。

「おまえが死ねばよかった」

冷たく、人を見下した目で言い、その日は今でも忘れられません。

クラスメイトが亡くなり、悲しみに襲われているところに「おまえが死ねばよかった」とゆう言葉を浴びせられ、大きな絶望感に襲われ、Y君を恨むよりも、神も仏もない、と心底思ってしまったのでした。

今となっては昔話で人にも気軽に話せるようになりました。この先、もっと、気軽に話せるようになっていくと思います。