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賞金3万円! システム開発&運用を川柳に?「第11回SIer川柳大賞」

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川柳
公募ニュース

FA・ロボットシステムインテグレータ協会では、「ロボットやSIer」をテーマに川柳を募集。締め切りは7月31日。川柳大賞1点には賞金3万円が贈られます。

 

数ある川柳公募のなかでも、かなりピンポイントなテーマである点に、むしろ興味をそそられます。本記事では、そもそもSIerとは何か、なぜロボットやシステムの団体が川柳を募集するのか、どんな作品が集まるのかなど徹底解説します!

SIerは「エスアイアー」と読みます

どんな企業でもコンピューターを使い、IT技術を駆使しなくてはならない現代。そんなシステムの設計や運営を専門に行うプロフェッショナルが「System Integrator(システムインテグレーター)」です。略して「SIer(エスアイアー)」と言います。ちなみに、ITに疎い私は最初読めませんでした……。

 

公募を主催するFA・ロボットシステムインテグレータ協会は、SIerのなかでも特にロボット・FA(Factory Automation)システム構築について、関係者間の連携を推進する組織です。工業を学ぶ学生などを対象としたロボットアイデア甲子園も実施しています。

 

そんな主催者に「なぜ川柳を公募しているのか」と伺ったところ「ロボットSIerという職業や言葉が一般的に知られていないため、認知度向上の活動の一環として企画しました」とのこと。詳しい知識がなくても大丈夫。生活のなかでも身近になってきたロボットやITについて、この機会に学びつつ、あなたも川柳を詠んでみませんか?

応募は盛況! どんな作品が入賞する?

前回はなんと1829作品の応募があったとのこと。さっそく、入賞作品を何点かご紹介します。

[前回川柳大賞、FA・ロボットシステムインテグレータ協会会長賞]


近未来 ロボが支える 幸齢化

高齢化を「幸齢化」と書いた粋な作品。生活のサポートや介護など、ロボットが老後の不安を解決してくれる近未来がくるといいですよね。誰もが前向きな気持ちになる「幸せな老後」を描いた点が評価されました。

[前回審査委員特別賞]


非接触 ロボ活躍する 頃なのよ(コロナの世)

コロナ禍では、電子マネーでの支払いや療養施設での配膳など、触ったり対面したりせずに済む非接触システムやロボットが注目されました。「ころなのよ」の部分がダジャレになっているのもオシャレな川柳です。

[前回佳作]


SIerを 「すらー」と読んで 赤面す

よかった、エスアイアーと読めなかったのは私だけではなさそうです! このように、専門的な知識はなくても「知らなかった」「そうなんだ」という発見や驚きを詠むのもおすすめです。

ふとした気づきを詠んでみよう

コロナ禍を越えつつある今でも、私たちの身の回りにはロボットや新しいシステムに支えられています。ファミリーレストランの配膳ロボ、ChatGPT、セルフレジ、自動車運転の補助など、身近なところに着目すると詠みやすいかもしれません。

また、時節の風物や語呂合わせ、ジョークを効かせた作品も多数入選しています。楽しく小粋な作品を目指したいですね。専門学校の学生からの応募も多く、応募者の年齢も幅広いようです。

 

結果は、FA・ロボットシステムインテグレータ協会の会報誌「JARSIA」で発表されます。PDF版はオンラインで一般公開されており、イベントの開催報告や、SIerとして活躍中の人を紹介するコーナーなど、写真入りで盛りだくさんの内容。読みやすい記事も多いので、ぜひチェックしてください。

 

川柳大賞には3万円、優秀賞と1万円という賞金も魅力の公募です。最新のロボットやシステムを、伝統ある575で語ってみましょう!

ライター
芦田みどり

公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。

出典: http://www.robo-navi.com/document/JARSIA_vol16.pdf

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