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フランスに行こう。貝印が開催する帽子のコンペ!「カイ ハット&ヘッドピース コンペティション2023」

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公募ニュース

 

貝印株式会社では「COME OUT OF YOUR SHELL」をテーマに、帽子(ハット)と頭部装飾(ヘッドピース)のデザインを募集しています。締切は2023年7月16日(日)。8月10日「ハットの日」に優秀賞を発表し、優秀賞受賞者は応募作品を実作。11月8日「いい刃の日」に最優秀賞が発表されます。最優秀賞受賞者は、ヨーロッパ・ファッションデザイン研修に招待されます。

 

ハンドメイドやファッションデザインの公募のなかでも、帽子専門のコンペはユニークです。斬新な前回受賞作品や、唯一無二の海外研修についてご紹介します!
 

国内外に製品を送り出す貝印だからこそ

主催する貝印株式会社は、グローバルに展開する刃物メーカーです。特に縫製ハサミについては長年の歴史があり、1979年から製造を開始しました。趣味で手芸に取り組む方からプロの方まで、このKouboの読者にも愛用者は多いのではないでしょうか?

 

フランス国家最優秀職人章の称号を持つ、Hat & Head-piece designer日爪ノブキ氏も貝印の裁ち鋏を愛用しています。また現在、貝印と共同で「歴史を書き換える縫製ハサミ」を開発中だそうです。なお、フランス国家最優秀職人章は、日本の重要無形文化財(人間国宝)認定制度に相当するとのこと。すばらしい活躍ですね。

 

そんな日爪氏を審査員に招き「新しい帽子文化の創出」「帽子を作るデザイナーの育成」を目的として昨年からスタートしたのがこちらのコンペティション。「すべての人に、最高の帽子を届ける」をミッションに掲げています。なんだか、とってもワクワクしますね!

 

自由に、大胆に

初開催だった前回は、貝印のコーポレートカラーでもある「Ocean Blue(オーシャンブルー)」をテーマに作品を募集しました。最優秀賞作品、軍司隼輔さん「spacescape(スペーススケープ)」はこちら。

 

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審査員の日爪氏は「デザイン画に独自性、個性があったこと」「実際の作品を見た際、デザイン画を超える作品であったこと」を決め手として挙げ、作者のクリエイションのポテンシャルを高く感じ、最優秀賞に選出したと語っています。

 

今回も前回同様、応募時点ではデザイン画を提出します。しっかりイメージを伝えられるように練りあげることが肝心です。優秀賞の受賞後に実作に入るので、その心の準備もしておきたいですね。

 

フランスでインスピレーションを高めよう

最優秀賞に選出されると、ファッションデザイン研修としてパリへ行くことができます。日爪氏のアトリエ見学や、Musée du Chapeau(帽子博物館)見学などをめぐる旅は、アーティストとしてのかけがえのない経験になるはずです。

 

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今回のテーマ「COME OUT OF YOUR SHELL」には、古来より刃物として使用され、クリエイティブの源になってきた「貝(SHELL)」が含まれています。本当の自己をさらけ出し、心を開き、打ち解けるといった成句から発想を得たテーマだそうです。

 
自らの創造性を見つめ、研ぎすまし、未来を切りひらく挑戦ができそうな公募。ファッションデザインに興味のある方や、将来クリエイティブな仕事に取り組みたいと思っている方は、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

ライター
芦田みどり

公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。

出典: https://www.kai-group.com/kaihat/2023/ja/?trflg=1

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