中村航選 プロットだけ大賞 第1回 ストーリー賞 CONTRA
ー第1回ー
結果発表
お題ログライン
リングの上の事故で対戦相手を殺してしまった覆面レスラーが、そうとは知らずに彼を好きになってしまった対戦相手の娘と、過去を乗り越えて結ばれる話。
ストーリー賞
「CONTRA」
川音夜さり(著)
4.0★★★★☆
カテゴリ 恋愛 小説 犯罪 マフィア
舞台・世界観
麻薬を巡る問題が毎日のように報道されている、中米の某国。
覆面レスラーのアロンは試合中の事故で相手レスラーのホセを殺してしまい、覆面を脱いで引退した。酒に溺れる日々だが、突如マフィアに狙われることに。
登場人物 アロン・ヴィラレアル(33)
元覆面レスラー。マフィアとの戦いに身を投じる。
「忘れるな、誰に対しても死は必ず訪れる」
ベロニカ・カスティーリョ(19)
ホセ(故人)の一人娘。事件に巻き込まれ、重大な決断を迫られる。
「父を麻薬の売人ではなく、レスラーとして最期を与えてくれたことには、感謝している」
〝王(ロード)〟(56)
男性。マフィアのボス。その正体は公安省長官アシュトン・サンチェス。
「元々腐り切った祖国だ。その腐肉を喰い漁って何が悪い!」
ストーリー
第1章
アロンは試合相手のホセを殺してしまったことで、酒浸りの日々を送っていた。ある日、不審な男から銃撃を受ける。逆襲に転じて男を吐かせると、これは報復だと言う。驚いたことに、ホセには麻薬売人の顔があった。
第2章
ホセの娘ベロニカの身にもマフィアが迫っていた。間一髪で守るアロン。だが、自身の素性とホセの裏の顔をベロニカには隠し、懊悩する。しかしながら、ホセが組織の金を横領していたことをベロニカは知ってしまう。
第3章
葛藤を深めたアロンは自身がホセの仇であることをベロニカに明かす。ベロニカはアロンの言葉を受け容れ、ともにマフィアと戦うことを決意する。驚いたことに、戦いの過程でマフィアのボスが公安省長官であると知る。
第4章
アロンとベロニカは祝祭で帰郷する長官を狙う。仮装行列に紛れて長官を拉致する。反省の色のない長官を射殺し、二人は苦難の逃避行になることを覚悟しつつ国外に旅立つ。