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中村航選 プロットだけ大賞 第2回 入選 今日からおいしくごはんを食べる

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作文・エッセイ
プロットだけ大賞
結果発表

-第2回-
結果発表

お題ログライン

夫のモラハラで家出した主人公が、誰にも居場所を告げずゼロから人生をやり直すことで自分を知り、本当の人生を歩み出す話。


入 選

「今日からおいしくごはんを食べる」
葉月鹿子(著)

4.3★★★★
カテゴリ モラハラ ヒューマンドラマ 仕事 離婚 小説

舞台・世界観

令和5年の東京。絵里は結婚後夫のモラハラに悩まされる。3回目の結婚記念日もすっぽかされついに絵里は家を出る決心をする。

登場人物

木原絵里(30)
女性。絵を描くことが大好きで結婚前はデザイン会社でイラストを描く仕事をしていた。仕事を辞めた事を後悔している。

「私にひどい事言ってる時の自分の顔見たことある?」

木原元(35)
男性。絵里の夫。外面が良い。

「奥さん専業主婦で羨ましいって職場の女の子みんな言ってるよ?」

早坂光(35)
男性。絵里が応募する家事代行業者の社長。オネエ。父親がモラハラの家庭で育つ。

「会社の同僚を女の子っていう男、気持ち悪くてゲロ吐きそう」

ストーリー

第1章

今日は結婚記念日だが元は同僚と飲みに行ってしまう。絵里は帰ってきた元を責める。元は全く悪びれもせず主婦の絵里を馬鹿にする。しかしながら結婚を理由に仕事を辞めさせたのは元であった。

第2章

次の日絵里は元に行き先を告げず家を出る。求人情報誌で家事代行業者の仕事を見つけ面接に行くと社長の光はオネエだった。光は絵里の境遇を自分の母親と重ねる。驚いたことに光は父親がモラハラの家庭で育っていた。

第3章

光は絵里を雇うことにする。絵里は社宅に住む。光に見守られながら様々な現場をこなし、絵里は一人前に成長していく。半年経った頃、驚いたことに元から家事代行の依頼が入る。

第4章

絵里は葛藤するも元の担当をもつ。家は荒れており元の態度も変わらずだった。作業後、請求書の代わりに離婚届を渡し今までの苦しみを元にぶつける。離婚成立後、絵里は久しぶりに大好きなイラストを描き始める。