中村航選 プロットだけ大賞 第2回 入選 今日から女将 お飾りですが
-第2回-
結果発表
お題ログライン
夫のモラハラで家出した主人公が、誰にも居場所を告げずゼロから人生をやり直すことで自分を知り、本当の人生を歩み出す話。
入 選
「今日から女将 お飾りですが」
田辺ふみ(著)
4.3★★★★★
カテゴリ モラハラ 仕事 小説
舞台・世界観
モラハラの夫から逃げ出した和代は小さな旅館の仲居に応募する。その旅館では女将の死後、ギャルが跡を継いでいたが不評のため、代わりに女将の振りをするように頼まれる。
登場人物 伊原和代(41)
女性。子どものいない主婦。モラハラの夫のせいで自分に自信がない。
「私にもできるんです。あなたのせいで忘れていました」
森本くるみ(22)
女性。ギャル。自分のスタイルは変えたくないが、旅館も守りたい。
「和代さんが変わるのを見ていたら、私も変わリたくなった」
森本清太郎(68)
男性。くるみの祖父。お飾りの女将を置くことに反対。
「最初は飾りだったけど、今じゃ立派なもんだ。自信を持ちな」
ストーリー
第1章
夫から否定され続けていた和代は発作的に逃げ出す。泊まり込みの仕事を探して、小さな旅館の仲居に応募する。驚いたことに、面接相手はギャルのくるみだった。
第2章
くるみから女将の振りを頼まれ、和代はお客様への挨拶などをこなすようになる。しかしながら、くるみが女将にふさわしい姿にならず、和代を代理に立てることに不満な清太郎は和代に厳しくあたる。
第3章
必死に働く和代の姿にくるみも清太郎も感化されていく。くるみは和代のアイデアを受け入れ、ギャル向けの撮影プランを売り出す。驚いたことに、それが映えると話題になり、お客が急増する。
第4章
旅館がニュースで取り上げられたことから、夫が和代を連れ戻しにやってくる。しかしながら、くるみたちやお客様のおかげで自信を取り戻した和代は夫と対決し、離婚を勝ち取る。