創作スキルでプチ稼ぎ!2:オリジナルグッズを売る!グッズ販売タイプ


SUZURI:登録から最短2分でオリジナルグッズを制作!
グッズ制作と販売が簡単にできる
GMOグループのGMOペパボが運営する「SUZURI(スズリ)」は、カラー豊富なアパレルやスマホケース、マグカップ、グラスなど40種類ものグッズを手軽に制作して販売できるサイト。
自分が制作したイラストや写真をサイトにアップロードするだけで、オリジナルグッズが作れる。
利用にあたって、初期費用や月額料金が発生することもないので、漫画家やイラストレーター、写真家などプロのほか、アマチュアのクリエイターが利用している。
「リスクなしでグッズの制作・販売をできるのがサービスの魅力です」(GMOペパボ広報)
通常、個人がグッズを制作すると制作費用や商品の梱包、発送作業、売れ残った商品の在庫管理など、さまざまなコストや手間が発生するが、SUZURIを利用すれば一切かからない。注文があったグッズのみ工場で生産され、ユーザーに届く仕組みになっている。
「クリエイターのみなさんはグッズの制作だけに集中することができるんです」
グッズの出来上がりがすぐイメージできる
画像をアップロードすると、クリエイターはそのアイテムがプリントされた完成イメージをすぐに確認することができる。アパレルはカラーバリエーションが豊富なのも特徴だ。
サービスの流れ
画像をアップロード⇒アイテムを決定⇒販売
グッズの制作方法は画像をアップロードして、作りたいアイテムを選ぶだけ。グッズを出品するときに、自分の利益価格(「トリブン」)を設定して販売額が決められ、グッズが売れるとトリブンが入る。受注生産なのでグッズは1点から制作が可能だ。
minne:国内最大級のハンドメイドマーケット
作家に寄り添い、活動をサポートする
ハンドメイド作品に特化した販売サービス「minne( ミンネ)」は「SUZURI」と同じGMOペパボが運営する。70万を超える作家(クリエイター)とブランドが1200万点以上のアクセサリーやステーショナリー、生活雑貨、食品などのハンドメイド作品を販売している。登録しているユーザーは20〜40代の女性が中心。
minneには、作家の世界観や雰囲気を魅力的に表現するためのギャラリー機能があるので、作家は作品だけではなく、写真の撮り方や文章の書き方、告知など売り方にも工夫を凝らせる。
最大の特徴は作家の支援だ。「いきなり作家として活動しようとしても、どんな作品を作っていくか、どのくらい売るかなどさまざまな悩みに直面すると思います。minneにはそんな悩みを解決するためのアドバイザーがいて、動画やブログで作家を手助けする情報を発信しています」(minnePR担当者)
そのほか、季節ごとの企画など、活動するモチベーションになるうれしい取り組みもある。
作り手と一緒にモノづくり活動を支援
作家活動アドバイザーがYouTubeやnoteで作家向けのコンテンツを配信。やる気を維持する方法から、価格の決め方、写真撮影、文章作成のコツといった具体的な内容のものも。
ユーザーインタビュー
にいどゆうさん:イラスト・グッズ販売
にいどゆうさんは、専門学校卒業後、会社勤めを経て、現在は3歳になる子どもの育児をしながらイラストレーターとして活動をしている。副業を始めたきっかけは、5年前に販売したLINEスタンプとLINE着せかえだった。
「お金をかけずに手持ちのスキルでできるんです。平均すると月1万円ぐらい稼いでいて、多いときは20万~30万円ももらえるときがあります」
妊娠・出産で副業の空白期間があったが、ここ最近はすきま時間でグッズの制作販売やスキルシェアもしている。
「会社勤めのときは、“自分の仕事”というものがなかったので、今はそれを実現できてうれしいです。自分を知ってもらうためにHPを作ったり、SNSも複数登録したりして、積極的に発信したら、依頼の件数も増えました。自分の得意なイラストを生かせるので、楽しみながら仕事をしていると実感できます。気持ちがのらない仕事だと、作品にも表れてしまうので、内容にギャップがある仕事は無理せず断ることも大切ですね」
tsunamikan さん:イラスト・グッズ販売
ふだんは似顔絵師として、似顔絵通販サイトに所属しているtsunamikanさん。本業では、受注があったときのほか、携帯ショップや住宅展示場で行われるイベントで似顔絵を描いている。
もともとイラストを描くのが好きで、本格的に描き始めたのは8年前から。
「友人から似顔絵イベントへの参加を頼まれたのがきっかけです。描く楽しさを実感して、これを仕事にしようと思いました」
副業で利用しているサービスはminne、Creemaで、グッズの販売や、かわいいタッチで似顔絵の受注制作を行っている。
「本業の似顔絵師とは作家名を変えて、違うタッチでも作品を作っていきたいと思って始めました。今は多いときで月に5件ぐらい受注したり、グッズが売れたりします。お客さんの反応を見られるのがやりがいですね。同じお客さんから再び注文が入ったときや、本業の似顔絵を気に入ってもらい、副業の似顔絵のオーダーをいただいたときはとてもうれしく感じました。副業の目標は月に5万円稼ぐことですね!」
※本記事は「公募ガイド2015年1月号」の記事を再掲載したものです。