イラスト制作Q&A①:アート公募超初心者の心構え
アート系の公募に興味はあるけど、「超初歩段階のことを聞いたら恥ずかしいのでは」と思っているビギナーのあなた。
この記事からKouboとともに一歩を踏み出してみましょう。
まずははじめるにあたっての心構えから。
Q:アート初心者でも応募できる公募はありますか?
A:お手軽アート系公募もある!
「アート」と聞いただけで「私には無理」と思い込んでしまう人も 少なくないが、アマチュアでも入賞を狙える公募はある。
たとえば、キャラクターデザイン、シンボルマーク、ロゴマーク、 年賀状、絵手紙、ポスター原画、イラスト(ハガキ絵など)といったお手軽アート系公募がそうだ。
基礎知識、技術を持っている人のほうが有利ではあるが、それはどのジャンルでも同じ。まずはチャレンジしてみよう。
Q:初心者にはハードルが高いアート系公募は?
A:彫刻などお手軽でないものは厳しい
アマチュアでも挑戦できそうなアート系公募もある反面、まっ たくの初心者ではとうてい歯がたたないというものもある。
ジャンルで言うと、彫刻、工芸、立体アート、版画などだ。もちろん、単純に「このジャンルは初心者には無理」と決めつけられない場合もある。
たとえば、絵画やイラストはプロの登竜門的な公募がある一方、気軽なお絵描きのコンテストもある。応募要項を見てそれがわからなければ、入賞作品を見てみよう。
Q:手描きしかできませんが、応募できますか?
A:入選するかどうかの決め手は腕!
もちろん、郵送可であれば応募できる。
ただ、パソコンで作成したデータで応募する人が増えているの は確かで、少なく見積もっても6:4でパソコンが多く、郵送で応募 した人でも完全手描きという人は少なくなっている。
しかし、手描きでもパソコンを使って作成しても、それは道具が違うということに過ぎない。勝負の決め手となるのはやはり道具より腕だから、臆することなく応募してください。
Q:アートの上達法 といったものは ありますか?
A:まねること、多くの作例を見ること
どんなジャンルも、まず「まねること」から始まる。いろんな絵や写真にトレーシングペーパーを重ね、写してみる。モノや動物の フォルムにしても人のポーズにしても、何度も写して自分のものにしてしまう。うまい人はまねもうまい。
また、たくさん作例を見るのも大事。年賀状なら年賀状の作例を3つしか知らない人と3万例見てきた人では、思い浮かぶアイデアも働く勘も違う。なるべくたくさんインプットしよう。
※本記事は「公募ガイド2017年12月号」の記事を再掲載したものです。