理想の列車旅は十人十色。「JR時刻表『理想の旅程』コンテスト」
あなたは、書店などに売っている分厚い紙の時刻表をめくったことがありますか?
『JR時刻表』2024年5⽉号〜8⽉号を使って「理想の旅程」を考える、ユニークなコンテストが開催されています。締切は7月31日。⼤賞1作品には記念品が贈られるほか、ゲスト選考委員のアナウンサー・堺 正幸さんの朗読による「理想の旅程」の動画が制作されます。初開催なので入選のチャンスも大きいかもしれません。
いわゆる鉄道ファン・時刻表ファンの人はもちろん、活字好きや旅行好きにもおすすめのコンテストです。実際の旅の参考にもなりそうですね。どんなコンテストか一緒に詳細をチェックしましょう!
時刻表には無限の可能性がつまっている
『JR時刻表』は駅の旅行センターやみどりの窓口でも使われている、JRグループオフィシャル時刻表です。交通新聞社が毎月発行しています。JR線の全線・全駅を掲載していて、主要駅の構内図も収録。私鉄や国内線航空ダイヤも掲載されているほか、毎月の読み物も充実した内容になっています。個人で定期購読している人も少なくありません。
今回のコンテストは、その時刻表を見ながら原則鉄道のみを利用した旅程を考えるものです。記載する内容やポイントは以下の通り。
①乗降する駅・乗⾞する列⾞(列⾞名・号数・列⾞番号)
②各列⾞に乗⾞する時刻(発⾞時刻)、下⾞する時刻(到着時刻)
③各列⾞の乗⾞中や、乗り換え時などに楽しむこと
④⽴ち寄る場所・⽬的地で楽しむこと
実際に旅行をしたかどうかは問わず、現地に赴いて試してみなくてもOKです。時刻表をめくりながら想像をふくらませ、あなたの「理想の旅程」を考えましょう!
たとえばこんな旅はいかが?
初開催ということもあり、実際にどのような作品を提出すべきか迷う人もいるかもしれません。その場合は、時刻表編集部員が実際に旅程を計画した、以下の記事を参考にしましょう。
時刻表編集部員が考える「理想の旅程」とは?『JR時刻表』で夢の列車旅を計画しよう
編集部員の方々がそれぞれ魅力的な旅程を提案しています。路線や発着時刻が明記されているので、時刻表とともに追っていくと実際に移動しているかのような臨場感が味わえます。
編集部員のおふたりのこのコメントに注目!
女川:体力、お金、時間。「理想の旅程」なので、それらすべてを気にしないで考えられるのがいいですね。実際に旅に出ようとなったらきっぷが取れるか取れないかも心配ですが、それすらも考えずに計画できるのが楽しいです。
草薙:社会人が実際に旅程を考えるときは「どれくらい休みが取れるのか?」がまず条件になってしまいますが、そういう制限もなしで考えられる。まずは机上旅行を楽しみながら計画して、いつか実際に行けたら最高ですね。
「机上旅行を楽しむ」なんて、とてもすてきですね。家族や友人、恋人と考えるもよし、一人でわくわくしながら考えるもよし。読書と旅行、執筆のすべてが一度に楽しめる気分です。
あなたの旅が朗読されるかも
主催者に、作品の形式について伺ったところ「『応募条件』に沿って、みなさまのスタイルで作成をしていただきたいと考えております」とのことでした。読みやすく、ポイントを押さえて書くことを心がけつつ、自分らしい自由な表記で応募しましょう!
大賞を受賞した「理想の旅程」をもとに、編集部で朗読原稿を作成して動画化する予定だそうです。JR北海道・東日本の新幹線や、JR東日本の在来線特急の車内放送(自動放送)の声を担当する、アナウンサー・堺 正幸さんが朗読します。堺さんは「同じ路線でも季節によって車窓からの景色が変化します。もう一度乗ってみたい路線、いつか乗ってみたい路線……ぜひあなたの『理想の旅程』を紡いでみてください」と応募者にメッセージを寄せています。
紙の時刻表から始まる新しい旅。誰でも何度でもやり直すことができ、何度でもたどることができます。この機会にぜひ挑戦してみましょう!
公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。
出典: https://www.kotsu.co.jp/special/jrjikoku_ryotei2024/
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