イラスト制作Q&A③:人物を描くコツ


Q:人物を描くポイントを教えてください。
A:構造を意識して自然なポーズに
建物の絵を描くときは、目には見えない建物の骨格(構造)を意 識する。これと同じで、人物を描くときも体の構造を意識するといい。人間の体は関節と骨でできており、慣れないうちはまず下記のような骨格人間を描いてみて、その上で本番のイラストを描こう(慣れたら骨格人間はイメージするだけでOK)。
関節を意識しよう!
- 基本の骨格人間

背骨以外は直線で描く。肩は上下左右、自由に動く。ひざ、 ひじは反対には曲がらない。
骨盤は地面と水平だが、 上半身を傾けているので、肩とひじと手首の関節は斜めになっている。
左手を上げているので肩関節は斜め。左足は地面を蹴ってまっすぐになっている。
背中を丸めているので、背骨は湾曲している。肩関節は少し前に出ている。
顔のパーツのバランス
4本線を引くと、一番上の線に額の生え際が、二番目の線に眉毛が、三番目の線に鼻の下が、一番下の線にあごのラインが来る。 耳は二番目と三番目の線の中にある。これが顔のパーツのバランスの基本。
※本記事は「公募ガイド2017年12月号」の記事を再掲載したものです。