祖父の九九表、トイレの戸に刻む思い出 ~TOTO「トイレ川柳」20周年、4万句の中から最優秀作選出
TOTO株式会社は、第20回「トイレ川柳」コンテストの入賞作品を発表した。2024年6月17日から8月25日までの募集期間中に、39,888句の応募があった。
最優秀賞となるネオレスト賞には、「亡き祖父の 手書き九九表 トイレの戸」が選ばれた。また、20回記念の特別賞として設けられた「トイレ川柳20回記念」賞は「川柳が くれるトイレと 向き合う日」が受賞した。
審査員を務めたコピーライターの仲畑貴志氏は、最優秀作について「何代にもわたって使いつづけてきたトイレの戸にも想い出がある」と評した。
今回のコンテストでは、昨年と比べて職場のトイレを題材にした句が増加し、オフィス勤務の復調が垣間見えた。また、中学生・高校生賞やキッズ賞も設けられ、若い世代の独自の視点が光る作品も選ばれた。
TOTOは、入賞20句を掲載したトイレットペーパー型川柳集『第20回トイレ川柳大賞』を2024年11月10日の「トイレの日」に発売する予定だ。
このコンテストは、日常的に使用するトイレに対する意識を高め、その重要性を再認識する機会を提供している。20回を迎えた今回の累計応募総数は約56万句に達し、トイレにまつわる様々な思いや体験が川柳を通じて表現されている。
受賞作品
詳細はこちらから:https://jp.toto.com/knowledge/useful/senryu/top/