子どもたちの創造力が輝く!ソニー主催『大切な人のワクワクをつくるしかけコンテスト』が感動の結末
ソニーグループ株式会社が主催する「大切な人のワクワクをつくるしかけコンテスト」が、子どもたちの驚くべき創造力と温かい心遣いを披露する場となった。2024年6月14日から9月8日にかけて開催されたこのコンテストでは、全国から寄せられた数多くの応募作品の中から、5つの受賞作品が選ばれた。
審査員には、謎解きクリエイターとして知られる松丸亮吾氏をはじめ、教育分野の専門家らが名を連ねた。彼らが重視したのは、発想のユニークさ、創意工夫に富んだプログラミング、そして何より、大切な人への深い思いやりだ。
小学校低学年部門で最優秀賞に輝いた「勇者の剣」は、夜のトイレを怖がる弟のために作られた光る剣だ。ゲームの世界から飛び出してきたかのような斬新なデザインが、弟の恐怖心を勇気に変えた点が高く評価された。
一方、小学校高学年・中学生部門の最優秀賞「おみやげ算コロコロ計算機」は、デジタルツールを使わずに「てこの原理」を応用した独創的な作品。算数が苦手な友人のために考案されたこの装置は、見ているだけで「おみやげ算」の仕組みが理解できるよう工夫されている。
その他の受賞作品も、どれも甲乙つけがたい魅力にあふれていた。運動しながら謎解きができる「ホリホリナゾ解きゲーム」や、父子で楽しめる「パパとぼくのプログラミングサーキット」、さらには声だけで操作できる「妹が絶対勝てるジャンケンそうち」など、どの作品からも制作者の温かい思いが伝わってくる。
松丸氏は「開催3回目となる今回は、過去の作品を参考に自分なりのアイデアをプラスしてエントリーする子どももいれば、今までにはなかった新たな発想の作品もふえてきて、コンテストに厚みが出たと感じました」と、年々高まる作品のレベルに感銘を受けた様子だ。
このコンテストは、単なる技術競争ではない。子どもたちの創造力を育むとともに、他者への思いやりの心を育てる貴重な機会となっている。ソニーは今後も、このような教育プログラムを通じて、次世代のクリエイターたちの成長を支援していく方針だ。