子どもたちの想いが形に!第1回「お仏壇のはせがわ賞こどもコンクール」が感動作品を発表
日本の伝統文化を担う次世代の育成に一石を投じる取り組みが注目を集めている。株式会社はせがわが主催する第1回「お仏壇のはせがわ賞こどもコンクール」の受賞作品が発表され、子どもたちの豊かな感性と創造力が光る作品の数々に、多くの人々が心を動かされている。
このコンクールは、「今年のお盆で見たこと・聞いたこと・体験したこと」をテーマに作品を募集。全115点の応募作品の中から、各学年別に最優秀賞が選ばれた。
小学1・2年生の部で最優秀賞に輝いた「お迎えは僕のお馬さんで!」は、亡くなった愛犬との再会を夢見る少年の純粋な思いが込められた作品だ。審査員からは「満面の笑顔と天の川のような背景が素敵」と高い評価を受けた。
中学年の部では「おじいちゃんの墓参り」が最優秀賞を獲得。シロツメクサの花畑に囲まれたお墓への参拝の様子が描かれ、「心のこもったお参りの様子が伝わってくる」と称賛された。
高学年の部の最優秀作品「不動明王」は、驚くべき技術で彫り上げられた仏像。審査員は「表情までをも彫り込めていることに大変驚いた」と感嘆し、作者の祖父母への深い思いを感じ取っている。
はせがわは、このコンクールを通じて子どもたちに日本文化の大切さを感じてもらいたいと考えている。同社は1929年の創業以来、「生命あるものすべてが調和し、輝き合える世界をつくる」という理念を掲げ、伝統技術と「祈りのこころ」の継承に力を注いできた。
さらに、文化財保護技術者の育成にも貢献しており、2007年から東京藝術大学大学院の優秀作品に「お仏壇のはせがわ賞」を授与している。
このコンクールは、日本の伝統行事や文化を次世代に引き継ぐ重要な取り組みとして注目されている。子どもたちの感性豊かな作品を通じて、日本の文化や精神性の継承が新たな形で実現されつつあるのだ。
出典:https://www.hasegawa.jp/blogs/sale/kodomo-competition