『ドアは、いつでも開いてます』ムーミン小説80周年、"とびきりの歓迎会"が始まるよ!
ムーミン小説が出版80周年を迎える2025年、日本全国で特別なお祝いイベントの開催が決定した。「「The door is always open」をテーマに、展覧会やキャラクターグリーティング、参加型オンラインイベントなど、多彩な企画が展開される。
注目は「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」。原作者トーベ・ヤンソンの油絵や風刺画、ムーミン原画のほか、あまり知られていない壁画作品も日本初公開される。森アーツセンターギャラリーを皮切りに、北海道や長野など全国を巡回予定だ。
世界中のファンが参加できる「MY MOOMINHOUSE competition」では、絵画や写真、動画、ダンスなど自由な表現方法で「マイ・ムーミンやしき」を創作できる。投稿作品は特設サイトで公開され、国境を越えた作品の共有を楽しめる。
また、全国のムーミンショップやカフェでは、80周年限定デザインの「ムーミンやしきのドア」をバックに、特別衣装のムーミンとの記念撮影会も開催。鍵をかけないムーミンやしきの精神を体現した、温かな出会いの場が用意される。
1945年の小説『小さなトロールと大きな洪水』から始まったムーミンの物語は、現在50カ国以上で翻訳され愛され続けている。80周年という節目の年に、誰もが自由に訪れることのできるムーミン谷の扉が、また新しく開かれようとしている。