小学生の創造力が光る!つくば市「ボール紙で作る橋コンテスト」受賞作品決定
国土技術政策総合研究所と土木研究所が主催する「第31回ボール紙で作る橋コンテスト」の受賞作品が決定し、11月16日に表彰式が開催される。このコンテストは、土木インフラの重要性を小学生に伝えることを目的とした教育的な取り組みだ。
参加者は、つくば市内の小学4・5年生を対象に募集され、B3サイズのボール紙2枚という限られた材料で、幅30cmの川を渡れる橋を製作。さらに1kgの重りに耐える構造的な強度も求められる。審査では橋としての安定感だけでなく、デザインや仕上がりの美しさ、独創性も重視された。
今年は特別企画として、阪神・淡路大震災から30年を迎える兵庫県西宮市の小学生52名による40作品も展示される。防災学習の一環として実現した地域間交流は、橋づくりを通じて防災意識を育む意義深い試みとなっている。
受賞作品は、TXつくば駅コンコース(10月31日~11月14日)やつくば市役所(12月16日~27日)で写真パネル展示される。また、「土木の日2024」の展示会場では来場者投票による「土木の日賞」も選出され、未来の土木技術者たちの創造力に注目が集まりそうだ。