ランドセル職人が甲冑をモチーフに革新作!端材活用の「赤色小札黄銅鋲背嚢具足」が革製品コンテストで受賞
名古屋市の株式会社村瀬鞄行が、日本最大の革製品コンテストJapan Leather Award 2024で「アーティスティックデザイン賞」を受賞し、10月31日より受賞作品の販売を開始した。1級ランドセル職人の岡田憲樹氏が手掛けた「赤色小札黄銅鋲背嚢具足」は、伝統的な甲冑をモチーフにした斬新なデザインが評価された。
作品は量産時に出る革の端材とランドセルのパーツを独創的に組み合わせて制作。カブセ部分を1枚ずつ繋ぎ合わせて甲冑の小札を表現し、大マチ部分には異なる革で模様を作り、さらに左右に「睨みを効かせた顔」をあしらうなど、細部まで甲冑の意匠を意識した仕上がりとなっている。
審査委員長からは「端材活用のエコ精神、インバウンド需要への対応、子どもたちへの激励の意味合いが自然な形で表現されている」と高い評価を受けた。価格は50万円(税込)で、納期は注文から6か月後となる。
同社は1957年創業のランドセルメーカーで、過去にも同コンテストで複数の受賞実績を持つ。受賞作品は12月1日から2025年1月6日まで大阪・阪急うめだ本店の「b8ta」で展示される。伝統と革新が融合した意欲作として、注目を集めそうだ。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000146641.html