本屋大賞作『流浪の月』が100万部突破!記念の限定カバー版が登場―深い海を思わせる特別デザインで
凪良ゆうによる本屋大賞受賞作『流浪の月』の累計発行部数が100万部を突破した。これを記念して出版元の東京創元社は、創元文芸文庫版の限定アニバーサリーカバー版の発売を開始。2024年10月下旬から2025年1月31日までの期間限定で出荷される。
今回発売される特別版は、深い海を連想させる青翠色をベースに、水色の箔押しでタイトルを配した特別仕様となっている。文庫版のみの展開で、全国の書店および一部のネット書店で購入が可能だ。
『流浪の月』は2019年の刊行以来、既存の枠にとらわれない稀有な人間関係を描いた作品として高い評価を受け、2020年本屋大賞を受賞。2022年には李相日監督により映画化され、広瀬すず、松坂桃李らが出演して話題を呼んだ。
著者の凪良ゆうは2007年にデビュー。ボーイズラブ作品で活躍した後、一般文芸に進出。『流浪の月』での本屋大賞受賞に続き、『汝、星のごとく』でも同賞を受賞するなど、その実力は広く認められている。
限定カバー版は出荷期間終了後、店頭在庫がなくなり次第終了となる。この特別な装丁で出会える最後のチャンスとして、注目を集めている。