公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

第46回サントリー学芸賞発表!ジェンダー格差から台湾民主主義まで、注目の研究者8名が受賞

タグ
作文・エッセイ
論文・評論
報道発表

サントリー文化財団は11月12日、第46回サントリー学芸賞の受賞者を発表した。政治・経済、芸術・文学、社会・風俗、思想・歴史の4部門において、計8名の新進気鋭の研究者が選ばれた。

今回の受賞作品は、現代社会の課題に切り込んだものが目立つ。政治・経済部門では、実証経済学の視点からジェンダー格差を分析した牧野百恵氏の『ジェンダー格差 ―― 実証経済学は何を語るか』が選出された。社会・風俗部門では、台湾の民主主義とメディアの関係を論じた渡辺将人氏の『台湾のデモクラシー』が受賞。また、思想・歴史部門では、カリブ海地域の思想を紐解いた中村達氏の『私が諸島である ―― カリブ海思想入門』が選ばれるなど、国際的な視野を持った研究が高く評価された。

本賞は1979年の創設以来、社会と文化を考える独創的で優れた研究・評論活動を顕彰してきた。受賞者には正賞として楯と、副賞として300万円が贈呈される。今年度の受賞者を含め、これまでの受賞者は387名に達している。

贈呈式は12月9日に東京で開催される予定。選考は各部門の著名な研究者や評論家によって構成される選考委員会によって行われ、2023年1月以降に出版された日本語の著作を対象に、厳正な審査が行われた。

出典:https://www.suntory.co.jp/news/article/14700-2.html