【地図井式】忙しくても7万字書く!(3)「書く私」の継続術 2/4
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執筆ログインボーナスの設計
ログインボーナス(=ログボ)とは、ゲームされる方はよくご存知かと思いますが、ゲームにログインをして、または簡単なタスクを行うだけで、ゲーム上のメリットがあるアイテムがもらえるというものです。なぜ私はこの単純な作業ゲームに毎日ログインしてしまうのか。
それは、毎日ログインした時のボーナスが7日たまれば欲しいアイテムが手にはいるからです。その時の音とスマホの振動がなんともいえず気持ちよく達成感があるからです。毎日のログインは単純作業的でつまらなくても、それが7日継続されたときに得られるものにメリットがあると、よく考えたらゲームの中にしか価値がないはずなのに、気持ちよいので続けてしまう。
現代のゲームは人の欲と行動を研究しつくされていて、脳が快と感じることをダイレクトに刺激する設計をしています。執筆にどうしても向き合えない時、(または仕事したくないとき)私が参考にしたのはこれです。
初動は軽く、できるだけ気持ちよいことを、そして何日間か継続したときに、自分で達成褒賞を決めておき自分との約束とする、まずこれをクリアすることを目指します。
毎日、自分が創作に向き合うことの滑り出しとして、必要な行動の一番最初を設定するため、初動の行動は敷居を低く軽いものにして、例えば「創作用のノートを開く」でOKです。ここは自分に大甘で大丈夫。書き始められなくても、とりあえずログインした、という事実でカレンダーか手帳かアプリ(できるだけ可視化できた方がよいです)に記します。
それを幾日か継続したら褒賞を手に入れられるようにし、例えばチョコレートなど甘いものが好きな方であれば、単価が高めのチョコレートをログインボーナスとして毎日自分に与え、月~金の6日達成で日曜日には次の週のログインボーナスとしてのチョコレートを買いに行ける、という風に設定するなどします。
ちなみに私は、ナチュラルローソンに浪費しに行くことが経済的にも時間的もちょうどよい贅沢にあたるため、ナチュラルローソンで所定金額のログボを探すことができる、ということを褒賞として、そこで選んだ新商品を翌週ログボとして消費することで、毎日のログインをなんとか乗り切りました。
創作にとりかかるまで時間がかかるんだよなあ、という人にはおススメです。