公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

【地図井式】忙しくても7万字書く!(3)「書く私」の継続術 4/4

タグ
コラム

「書く私」を無理なく継続したい

メンタルトレーニングの前回記事も同じようなことを書きましたが、自分自身に何をあげたらもっともモチベーションが上がるのか、上記のログボのように、自分のモチベーションを最大出力で発揮するためにはどんな環境や時間や条件が必要なのか、ということを把握することも重要です。

それは他人のそれとは違うので自分にしかわかりません。一般常識と少し外れている物もあるかもしれないですし、脳や筋肉にとって良いとされているものを参考にしてもよいと思いますが、なんにせよ、一生使える術となるので、一度研究する価値はあると思います。

 

私が仕事で会ったある研究者は、「24時間という時間軸は自分には合わなかったので、48時間で1タームとして過ごすことにしている」と言っていました。つまり、24時間で6時間睡眠をとるのではなく、48時間のうちに12時間睡眠を連続でとることにしている、朝昼晩で食事をするのではなく、48時間のうちに食事は3回とる、それが自分の最大パフォーマンスの時間帯だ、と。

 

これは極端な例ですが、最大火力で自分の創作ができるのはいつどんな条件なのか仕事や他人との交流のバランスはどのくらいが適切なのか誰かと創作したいのか/一人きりでしたいのか、自分のパフォーマンスが最高になる条件を知り、どうやってそれを整えていくかにも目を向けると、自分に最大限に合う工夫が生み出せるのではと思います。

 

特に読者もいない、誰にいつ届くのかわからないものを書き続けるのはつらくて、人生に起こるほかのいろいろな楽さや刺激に目移りしますが、ほかのことではなぜか紛らわすことができない「書くこと」に私たちはなぜか魅了されています。
それが幸運なのか不運なのかわかりませんが私たちはそれに向き合う時間やそれを継続することを運命づけられているのに、それは時としてとても難しいので、いろいろと工夫して、書く生活を過ごせたらいいなと思っています。

 

ライター
地図井ユキ(ちずいゆき)

最近はリメイクの各種RPG系ゲームにはまっていますが、シナリオやセリフ、キャラクター設計を学んでいるのであると自分に言い訳をして公募ライフを送っています。