【衝撃の演技力で魅せた!】石原さとみ、『ミッシング』で報知映画賞主演女優賞を受賞 - 出産後初の映画で新境地
WOWOWが製作を手がけた映画『ミッシング』で主演を務めた石原さとみが、第49回報知映画賞主演女優賞を受賞した。本作は2024年5月17日から全国公開された注目作で、幼女失踪事件に揺れる母親を演じた石原の渾身の演技が高い評価を受けている。
本作で石原は、娘を失った母親・沙織里を演じている。3歳の娘の失踪という悲劇に直面した母親が、夫婦間の温度差やマスコミの過熱報道、さらにはSNSでの誹謗中傷に苦しみながら、必死に娘を探し続ける姿を映し出す。2022年の出産後、1年9ヶ月ぶりとなる本格的な演技復帰作となった本作で、これまでの明るいイメージから一転、母親の苦悩と葛藤を丁寧に表現し、新たな演技の境地を開拓している。
『ミッシング』は吉田恵輔監督が手掛ける社会派ヒューマンドラマである。物語は、娘の失踪をきっかけに崩壊していく家族の絆、マスメディアの過熱報道、そしてSNSによる誹謗中傷という現代社会の闇に焦点を当てている。石原演じる沙織里が、アイドルのライブに行っていたことが発覚し「育児放棄の母」というレッテルを貼られていく展開は、現代のSNS社会における人々の心の闇を浮き彫りにしている。
WOWOWは2007年に立ち上げた「WOWOW FILMS」を通じて、『予告犯』『太陽は動かない』など、数々の話題作を世に送り出してきた。本作も、その高い製作水準を誇る作品の一つとして、大きな期待が寄せられた。共演には青木崇高、中村倫也らが名を連ね、豪華なキャストで物語を彩る。
報知映画賞は1976年に創設された歴史ある映画賞で、ファン投票をもとにノミネートされた作品から、選考委員会が各賞を決定している。石原の受賞は、母親役という新境地に挑戦した演技力が高く評価された結果といえるだろう。
※吉田恵輔の「吉」は"つちよし"が正式表記
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008020.000001355.html