中高生のクリエイター魂が炸裂！プロも絶賛した通信制高校主催マンガ・イラストコンテストの受賞作品が遂に決定
2024年、学校法人佐藤学園ヒューマンキャンパス高等学校・ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校が主催する「マンガ・イラストコンテスト」で、高校生と中学生による渾身の力作から各部門のグランプリが決定した。10周年を迎える今回のコンテストでは、全国から331点もの応募があり、プロの漫画家による厳正な審査が行われた。
イラスト部門では「ご当地ひゅーにゃん」をテーマに作品が募集され、ヒューマンキャンパス高等学校高知学習センター1年の百田さんが、よさこい祭りの躍動感あふれる作品でグランプリを獲得。審査員からは「高校生らしい若さと力強さ」が高く評価された。百田さんは高知の特色である「よさこい」を題材に、学校のマスコットキャラクター「ひゅーにゃん」が鳴子を手に元気いっぱいに踊る姿を描き、カラフルな背景で地域性を表現している。
一方、マンガ部門では「通信制高校」をテーマに作品が募集され、ヒューマンキャンパス高等学校福山学習センター2年の平松さんがグランプリに輝いた。平松さんの作品は、光と影の描写や独特の世界観が特徴的で、「ブルーライトの海に浮かぶ孤島」という舞台設定を通じて、環境の変化に直面する心情を繊細に描き出している。審査員からは「説明的ではないストーリー展開」や「丁寧なコマ割り」が高く評価された。
また、中学生の部門では八代市立第二中学校3年の右田さんが有望新人賞を受賞。ユニークな発想力と個性的な色使い、そして細部まで丁寧な作り込みが評価のポイントとなった。
2015年から始まったこのコンテストは、マンガ家やイラストレーターを目指す若者たちに創作発表の場を提供し、夢の実現に向けた意欲を育むことを目的としている。今回の受賞作品からは、次世代のクリエイターたちの豊かな感性と確かな技術力が感じられる内容となっている。