「まごころ」が詰まった年賀状展!熊谷の老舗和菓子店が160年の伝統と現代アートを融合
埼玉県熊谷市の老舗和菓子店「梅林堂」が、第5回となる「年賀状展」を開催する。この展示会は、デジタル化が進む現代社会において、人と人とのつながりや思いを形にして送る大切さを再認識してもらうことを目的としている。
今回の展示会では、「まごころ」をテーマに、熊谷ゆかりの書家54名による作品と、一般公募で集まった66点の個性豊かな年賀状が展示される。一般公募の作品には、家族の写真を華やかに飾ったものや鉛筆デッサン、木版画など、多彩な表現方法で新年を祝う作品が並ぶ。
特筆すべきは、熊谷書人連盟の参加だ。昭和24年に創設されたこの団体は、74年にわたって熊谷市とその周辺地域で書道文化の普及に尽力してきた。副会長の入江孝至氏は、「こんな時代だからこそ書は輝きを増す」と語り、書道展示の継続に意欲を示している。
梅林堂は元治元年(1864年)創業の老舗和菓子店で、約160年もの間、埼玉の地でお菓子作りの技術を磨き上げてきた。同店の代表銘菓「お菓子のまごごろ やわらか」は、10年以上にわたって愛され続けている人気商品だ。「一袋のお菓子におかあさんの心をそえてあげること」を大切にする同店の姿勢が、今回の年賀状展にも反映されている。
年賀状展は2024年12月9日から2025年1月31日まで、梅林堂箱田本店(埼玉県熊谷市箱田6-6-15)で開催される。開催時間は10時から18時まで。駐車場も完備されているので、車での来場も可能だ。
デジタル時代だからこそ、手書きの温もりや思いを込めた年賀状の魅力を再発見できる貴重な機会となりそうだ。伝統と現代アートが融合したこの展示会は、新年の挨拶に新たな価値を見出すきっかけになるかもしれない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000067261.html