学生とネイキッドが描く未来!太陽の塔が光のアートに変身、大阪・関西万博へのバトンを繋ぐ
大阪芸術大学アートサイエンス学科の学生と、クリエイティブカンパニー「ネイキッド」が共創したプロジェクションマッピングショーが、万博記念公園の太陽の塔で開催されている。このイベントは、2025年の大阪・関西万博に向けて、学生の創造力とネイキッドの技術力を融合させた新たな光のアートサイエンス作品として注目を集めている。
1970年の大阪万博のシンボルである太陽の塔を舞台に、学生たちは岡本太郎氏の作品へのリスペクトを込めつつ、未来を見据えた斬新な演出を行っている。特に、太陽の塔が持つ4つの顔(未来、現在、過去、地底)に加え、「5つめの顔」をコンセプトに、未来のその先を想像させる演出が特徴だ。
ネイキッドのディレクターで、アートサイエンス学科講師の川坂翔氏は、「言語を越えて伝わるもの」をイメージし、インバウンド観光客や冬のイルミネーションシーズンを意識した煌びやかな作品を目指したと語る。学生たちは、太陽の塔の歴史を深く学び、プロジェクションマッピングの特性を理解した上で、創造力豊かなアイデアを出し合った。
参加した学生の山下真由さんは、「岡本太郎さんへのリスペクトを意識しつつ、縄文時代をイメージした演出など、自分のこだわりも詰め込んだ」と語る。また、五輪空雅さんは、「"未来のその先"を表現するため、5つめの顔をイメージしてアイデアを出し合った」と、作品のコンセプトを説明している。
このイベントは、2024年11月29日から12月30日までの計15日間、日没から21時まで開催される。観覧は無料だが、自然文化園・日本庭園共通入園料が必要となる。大阪・関西万博への期待が高まる中、学生たちの創造力と最新技術が融合したこのプロジェクションマッピングは、未来を担う若者たちのエネルギーを感じられる貴重な機会となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000044215.html