人気音楽ユニットYOASOBIの新曲「New me」が、小説を音楽にするという彼らのコンセプトの原点に立ち返る形で誕生し、大きな話題を呼んでいる。この楽曲の原作となった小説「白山通り炎上の件」を含む小説集『New me ―文藝×monogatary.com小説集―』が河出書房新社から発売され、その小説スペシャルPVが12月19日に公開された。

この小説集は、YOASOBI、小説投稿サイトmonogatary.com、文芸誌「文藝」、そして選考委員長を務めた作家・金原ひとみ氏という異色のコラボレーションから生まれた作品だ。YOASOBIの東京ドーム公演会場での先行販売では早朝から長蛇の列ができ、両日とも開演前に完売するほどの人気ぶりを見せた。

小説スペシャルPVは、YOASOBI新曲「New me」の世界観を視覚的に表現。楽曲のMVと原作小説「白山通り炎上の件」の世界観が見事に融合している。YOASOBIの楽曲「New me」は11月11日から配信がスタートし、MVは11月30日に公開。わずか3週間で再生回数が230万回を突破するなど、ファンからの反響も大きい。

小説集には大賞作品「白山通り炎上の件」を含む全7作品が収録されている。特に注目を集めているのが、デビュー作でありながらYOASOBIに楽曲化された「白山通り炎上の件」の作者・有手窓氏だ。新人らしからぬ筆致と現代的な表現が評価され、老舗文芸誌と小説投稿サイトのコラボ賞にふさわしい作品として高く評価されている。

また、「白山通り炎上の件」の英語版電子書籍『The Hakusan Street Incident』も同時に発売。世界各国のAmazonやGoogle Play Booksで購入可能となっており、YOASOBIの音楽と共に、日本の新しい文学の魅力が海外にも広がることが期待されている。

YOASOBIの音楽、文学、そしてビジュアルが融合した今回のプロジェクトは、エンターテインメントの新しい形を提示している。小説を読み、音楽を聴き、映像を楽しむという多層的な体験が、多くの人々の心を掴んでいるようだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000849.000012754.html