創作のリアリティが激変する!ストーリーづくりに役立つ資料本10選【小説・脚本・漫画】


小説や脚本、漫画……創作系公募は日々たくさんどこかで開催されていますよね。
それに応募するにはまず作品を作ることが必須! なのですが、作品を執筆していてこういう問題にぶつかったことはありませんか?
「○○という場所を書きたいけど、情景描写が難しい」
「キャラクターの性格をもっと詳細に作り込みたい」
「もっとディテールを細かくして、リアルな世界観にしたい」
「こっそり小ネタやオマージュを仕込みたい」
……などなど。
そこで今回の記事では、このようなお悩みの解決に役立つかもしれない本の数々を筆者・梨木しんが「どんな作品を書く時に役立ちそうなのか?」という観点と、実際に活用した感想を盛りこんで10冊(10種)ご紹介します。
なお、すべて筆者が趣味と実益を兼ねて買い集め、実際に使用している本です。
今回の選定基準として、以下の条件に当てはまるものになっています。
1. 2026年2月現在、新品が手に入る(古本ではない)
2. 高価でも最高で3000円代
創作の資料としてはもちろん、ただ読むだけでもおもしろくてオススメ!
すでにお持ちの方は「そうそう!」「わかる!」という共感と、「こういうときにも使えて便利だよ!」とつい話題にしたくなる人もきっといるはず。
それでは、どうぞ!
~現代劇(オールジャンル)にオススメ~
著:アンジェラ・アッカーマン、ベッカ・パグリッシ 訳:滝本杏奈(フィルムアート社)
1.場面設定類語辞典
“豪華客船”ってどんな設備がある? など、現代社会における「物語が展開する舞台」を225場面想定し、そこにある風景(ビジュアル)や小道具(ディテール)を詳細に記載した本。
全体的な雰囲気のほか、普段気づきにくい細かい小道具も書かれているので、情景描写の際に大活躍。普段まず行くことがない「軍事基地」や「鑑別所」などマニアックな場所まで掲載しています。
梨木の場合はつい先日、「“喫茶店”を書きたいけど、何が置かれているか意外と知らない」という時にかなり役立ちました。
参考:場面設定類語辞典 著:アンジェラ・アッカーマン、ベッカ・パグリッシ 訳:滝本杏奈(フィルムアート社)
著:みっけ(KADOKAWA)
2.知りたいこと図鑑
日常でふと気にあるあらゆる「知りたいこと」を、可愛いイラストで関連付けて解説した本。
「英語の略語」「封筒のサイズ」など実用的なものから、「雪をあらわす日本語」など雅なもの、「パスタの種類」など日常的なもの、「六歌仙・三十六歌仙」など学問的な知識まであらゆる「知りたいこと」を、全142ジャンルぎゅっとつめこんでいる。全ページにフルカラーで描かれたイラストを眺めるだけでも楽しいですよ。
梨木は、最近は「国名の漢字」を調べる時に開きました。あらゆる項目があるので「あれ何だっけ?」という時にかなり活用しています。
~ミステリー・サスペンスなどにオススメ~
著:越智啓太(日本文芸社)
3.眠れなくなるほど面白い 図解 犯罪心理学
こちら、サスペンス作品の参考資料として入手した本。といってもそれほど恐ろしい内容ではなく、「犯罪に走ってしまう人は、なぜそのように考えるのか?」といったことを心理学的に解説したもの。
実際にはなかなか知る機会のない「罪に走る人の心理」を垣間見られる(?)ので、犯人や悪役のキャラクターを作る時などにきっとお役立ちのはず。ほか、「プロファイリングってどういうもの?」など“犯罪捜査をする側”の知識も載っています。
梨木は作品を書く時、物語の中で「事件」を起こす際にその動機付けの参考にしたりします。
参考:眠れなくなるほど面白い 図解 犯罪心理学 著:越智啓太(日本文芸社)
著:ポーポー・ポロダクション(PHP研究所)
4.パンダ先生の心理学図鑑
「アンカリング効果」や「カリギュラ効果」という用語を聞いたことはありますか? これらを初めとした約150の心理学用語とその内容をわかりやすく解説した本です。可愛いパンダとペンギンのキャラクターを使って描かれているので、見て直感的に理解しやすい。心理トリックや用語の参考だけでなく、キャラクターの性格や行動原理づくりにも使えそう。
梨木は、ストーリー展開の都合で「キャラをこう動かしたい」という時にこの本を参考にしました。
参考:パンダ先生の心理学図鑑 著:ポーポー・ポロダクション(PHP研究所)
著:北村良子(彩図社)
5.論理的思考力を鍛える33の思考実験
思考実験とは、「実際には行えない、理論上・想像上だけの実験」のこと。例えばドラマのタイトルにもなった「テセウスの船」をはじめ、「モンティ・ホール問題」「マリーの部屋」などは、すべて思考実験の名前。ほかネットで話題になった「5億年ボタン」や、著者オリジナルの思考実験まで合わせて全33種を掲載。タイトル作りや作中用語の参考にも使えそうなほか、ストーリー創りの参考になっちゃうかも。
梨木は「もし、このシチュエーションが仮定ではなかったら…?」という発想でストーリーを考えてみることもあります。
参考:論理的思考力を鍛える33の思考実験 著:北村良子(彩図社)