環境への貢献を身近にする新たな指標が注目を集めている。Earth hacks株式会社が開発した「デカボスコア」が、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会主催の「PRアワードグランプリ2024」でブロンズを受賞した。この革新的な取り組みは、脱炭素社会の実現に向けた画期的なアプローチとして高く評価された。

「デカボスコア」とは、製品やサービスのCO2排出削減率を分かりやすく表示する新しい指標だ。従来のCO2排出量の絶対値表示ではなく、相対値を用いることで、誰もが簡単に環境に配慮した商品を選べるようになった。この画期的な発想は、生活者の行動変容を促す可能性を秘めている。

Earth hacks株式会社の代表取締役社長CEOである関根澄人氏は、「脱炭素は取り組むべきソーシャルイシューだという意識が高まっているにもかかわらず、具体的な行動に結びつかないというジレンマがありました。デカボスコアは、その架け橋となることを目指しています」と語る。

同社は、Z世代を中心とした若い世代に向けて、脱炭素に関する情報発信や、エシカルな商品の紹介も積極的に行っている。さらに、「デカボチャレンジ」と呼ばれるビジネスコンテストプログラムを通じて、企業と学生の共創も促進。環境問題に取り組む次世代のリーダーを育成する取り組みも注目を集めている。

「PRアワードグランプリ」は、日本のコミュニケーション技術の向上とPRへの理解促進を目的としたアワードだ。80以上のエントリーの中から選ばれた今回の受賞は、Earth hacksの取り組みが社会に与えるインパクトの大きさを示している。

環境問題への取り組みが急務とされる中、「デカボスコア」のような革新的なアプローチは、企業と生活者の双方に新たな可能性を提示している。今後、この指標がどのように普及し、私たちの消費行動や企業活動に影響を与えていくのか、注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000122970.html