イタリアの高級ファッションブランド、ロロ・ピアーナが創業100周年を迎え、記念すべき初の展覧会を中国・上海で開催することが発表された。2025年3月22日から5月5日まで、上海の浦東美術館（MAP）で行われるこの展覧会は、ブランドの歴史と伝統を巡る没入型の体験を提供する。

浦東美術館は、世界的に有名な建築家ジャン・ヌーヴェルが手掛けたランドマーク的建築物だ。2021年にオープンしたこの美術館で、ラグジュアリーブランドの展覧会が開催されるのは今回が初めてとなる。

展覧会では、ジュディス・クラークのキュレーションのもと、ロロ・ピアーナの世界観が繊細に表現される。アーカイブ画像のタペストリーやアート作品、そして特別に制作されたウェアを通じて、ブランドの卓越した職人技と独自の美学が紹介される。来場者は、触覚的で感覚的なアプローチを通じて、ロロ・ピアーナの類まれな世界を体験できるだろう。

中国は、ロロ・ピアーナの歴史と成長に欠かせない存在だ。数十年前にカシミヤから始まった関係は、今や価値あるパートナーシップへと発展している。本展覧会では、中国の職人技や、カシミヤの伝統を守る牧畜民との長年の協力関係にも焦点が当てられる。

浦東美術館は、上海の新たな文化的ランドマークとして注目を集めている。約40,000㎡の広さを誇り、13室のギャラリーを有する同美術館は、国際的な文化芸術交流の重要な拠点となっている。

ロロ・ピアーナの100周年を祝うこの展覧会は、ブランドのレガシーを称えるとともに、伝統と革新の融合を体現する貴重な機会となるだろう。上海の人々はもちろん、世界中のファッション愛好家にとって、見逃せないイベントとなりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000061598.html