SNSの闇に切り込む!本谷有希子の新作『セルフィの死』が話題沸騰中
話題の作家、本谷有希子の10年ぶりとなる長編小説『セルフィの死』が、2024年12月18日に発売された。SNSと承認欲求をテーマにした本作は、発売前から大きな注目を集めている。
『セルフィの死』は、フォロワー獲得に奔走する主人公ミクルの姿を通じて、現代社会におけるSNSの影響力と承認欲求の闇に鋭く切り込む作品だ。自撮りを繰り返すとイソギンチャクになる顔面や、オート化された無人回転寿司など、奇想天外な展開が読者を驚かせる。本谷氏特有のブラックユーモアと鋭い洞察力が光る一冊となっている。
本作の刊行を記念して、2025年1月16日にジュンク堂書店池袋本店でトークイベントが開催される。ゲストには、本谷氏演出の舞台にも出演経験のあるラッパーの環ROYが登場。スマートフォンや自撮りをテーマにした本作について、どのような対談が繰り広げられるのか、ファンの期待が高まっている。
本谷有希子は1979年石川県生まれの作家・劇作家。2002年から小説家としても活動を開始し、『異類婚姻譚』で第154回芥川龍之介賞を受賞。近年は海外でも注目を集め、作品が11言語に翻訳されるなど、国際的な評価も高まっている。
『セルフィの死』は四六判ハードカバーで、価格は1,870円(税込)。SNSに翻弄される現代人の姿を描いた本作は、デジタル時代を生きる私たちに鋭い問いを投げかける一冊となりそうだ。SNSと自己承認の関係性に興味がある読者はもちろん、現代社会の縮図を鋭く描き出す文学作品を求める読者にもおすすめの一冊といえるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001830.000047877.html