話題沸騰!身近なモノが妖怪に?「もののけしょくどう うらめしや」が絵本賞をW受賞
身の回りのモノたちが個性豊かな妖怪として描かれる絵本「もののけしょくどう うらめしや」が、絵本界で注目を集めている。この独創的な作品は、"もののけアーティスト"として知られるたにむらのりあき氏の初の絵本だ。
本作は、「第17回MOE絵本屋さん大賞2024 新人賞」で第5位、「紀伊國屋書店 キノベスキッズ2025」で第4位を獲得。この快挙により、たにむら氏の斬新な視点と豊かな想像力が高く評価されたことが伺える。
「もののけしょくどう うらめしや」では、テレビのリモコンや歯ブラシ、掃除機といった日用品が、愛らしくもユニークな妖怪として命を吹き込まれる。この絵本を通じて、子どもたちは身近なモノの新たな一面を発見し、想像力を膨らませることができるだろう。
たにむら氏は、「使い捨てを含めモノが溢れる現代だからこそ、モノの大切さや気持ちを感じてもらいたい」という思いを込めて、3年の歳月をかけてこの作品を完成させた。その努力が実を結び、発売から半年で1万5500部を突破する人気ぶりを見せている。
この受賞を記念して、全国各地でイベントが開催される予定だ。札幌では、絵本の世界観を体験できる参加型イベントや、オリジナルもののけデザイン展、大きなキャンバスにもののけアートを描くワークショップなどが企画されている。これらのイベントを通じて、より多くの子どもたちが「もののけしょくどう うらめしや」の魅力的な世界に触れる機会が提供される。
たにむら氏は1988年京都生まれ。身近なものを題材に"もののけアート"を創作する彼の作品は、国内外で高い評価を受けている。今回の絵本の成功により、彼の独特な視点がより多くの人々に認知されることだろう。
「もののけしょくどう うらめしや」は、モノを大切にする心を育むだけでなく、子どもたちの柔軟な想像力や発想力を刺激する一冊となっている。この絵本を通じて、日常にある新たな発見や、人と違う視点を持つことの面白さを、多くの子どもたちが体験できることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000092847.html