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藤枝市発!要介護者の通院を支える「おちゃまるタクシー」が始動、地域の絆で健康な街づくりへ

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作文・エッセイ
ノンフィクション
報道発表
プレスリリースより

藤枝市が新たな取り組みを開始する。要介護者等の通院送迎サービス「おちゃまるタクシー」が1月27日からスタートするのだ。このサービスは、介護タクシー不足という地域の課題に対応するため、社会福祉法人を実施主体とし、地域住民が運転と乗降支援を担う「福祉有償運送」方式を採用している。

注目すべきは、この取り組みが県内初の試みだという点だ。社会福祉法人と地域住民、そして市が連携して行う福祉有償運送による通院送迎サービスは、藤枝市が先駆けとなる。これにより、要介護者の移動手段確保という課題解決に向けて大きく前進することが期待されている。

「おちゃまるタクシー」という愛称には、地域の特色と温かい想いが込められている。藤枝市の特産品である"お茶"と、このサービスを利用することで地域全体が健康で笑顔になり"円満"になるという願いが表現されているのだ。この名称は、地域のサポーターからの公募と投票によって決定された。

藤枝市の取り組みはさらに特筆すべき点がある。自家用有償旅客運送の登録事務の権限を国から移譲されており、県内では唯一、登録・運営の支援を行っている自治体なのだ。これにより、よりきめ細やかなサービス提供が可能となっている。

1月24日には、藤枝市民会館にて「おちゃまるタクシー」の出発式が行われる。社会福祉法人への自家用有償旅客運送者登録証の交付や、実際の運行開始を模したデモ走行など、新サービスの船出を祝う催しが予定されている。

高齢化が進む日本社会において、要介護者の移動支援は喫緊の課題だ。藤枝市の「おちゃまるタクシー」の取り組みは、地域の絆を活かした新しい福祉サービスのモデルケースとなる可能性を秘めている。今後、この取り組みが他の自治体にも広がり、より多くの人々の生活を支える存在となることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000109487.html