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自然界の色彩を1000点の博物画で堪能!『新装版 美しい自然の色図鑑』が芸術と科学の架け橋に

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報道発表
『新装版 美しい自然の色図鑑』書影(プレスリリースより)

色彩の世界に新たな扉が開かれようとしている。グラフィック社から2025年2月に発売予定の『新装版 美しい自然の色図鑑』は、自然界に存在する色彩を1000点もの博物画で視覚化した、まさに現代版の色見本帳だ。

本書の特徴は、19世紀に生まれた『ヴェルナーの色の命名法』を基に、10系統110色を動物、植物、鉱物の名前とともに紹介している点にある。かつては文字情報のみだった色彩の定義を、美しい博物画で表現することで、読者は視覚的に色彩の世界を探索できる。

自然界の色彩を細かく記載したカラーチャートは、鉱物や草花、貝、化石などの収集棚の図版で構成されており、まるで博物館を訪れたかのような臨場感を味わえる。各色について1~2ページにわたる詳細な解説も付されており、色彩に関する深い知識を得ることができる。

本書は単なる色彩図鑑にとどまらない。芸術・デザインはもちろん、医学などの自然科学の発展にも寄与した色彩の歴史を紐解く一冊となっている。デザイナーや色彩を扱う専門家だけでなく、色彩に興味を持つ全ての人にとって、新たな発見と学びをもたらす貴重な資料といえるだろう。

巻末には印刷や美術・アート、インテリア向けのカラーリファレンスも収録されており、実用的な面でも充実している。A4変型の大判で総290ページに及ぶ本書は、色彩の世界を探求する者にとって、まさに宝の山と言えるだろう。

著者のパトリック・バティ氏は、ロンドンの塗料専門店のオーナーであり、歴史的建造物の修理における色彩コンサルタントとしても活躍している。また、監修には生態学の専門家である石井博氏と、鉱物学の権威である宮脇律郎氏が名を連ねており、学術的な信頼性も高い。

色彩は私たちの生活に密接に関わっている。この『新装版 美しい自然の色図鑑』は、自然界の色彩の豊かさを再認識させるとともに、色彩が持つ文化的、科学的な意義を深く理解する機会を提供してくれるだろう。芸術と科学の架け橋となる本書は、色彩に関心を持つ全ての人にとって、必携の一冊となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000501.000084584.html