Google本社に100色の蜃気楼!フランス人アーティストが作る「無限の可能性」
米Googleの本社に、目を見張るような色彩豊かなアート作品が登場した。フランス生まれで東京在住の建築家兼アーティスト、エマニュエル・ムホーが手掛けた彫刻的エントランス「MIRAGE(ミラージュ)」だ。
この作品は、Googleの社名の由来である「Googolplex(グーゴルプレックス)」から着想を得ている。無限に重なり合う100色の「0(ゼロ)」が3次元グリッドの中に浮かび、終わりなく広がる様子が、計り知れない大きさを可視化している。
5年の歳月をかけて完成した「MIRAGE」は、全長60メートルにも及ぶ。3つのエントランスそれぞれに設置され、訪れる人々を鮮やかな色彩で出迎える。100色の組み合わせは、多様性、平等、調和を表現し、見る者の心に無限の可能性を感じさせる。
ムホーは「色は普遍的で永遠、ボーダレスで無限です」と語る。この言葉通り、「MIRAGE」は昼と夜で全く異なる表情を見せる。昼間は太陽の光を受けて輝き、夜はライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出す。
この作品は、ムホーが2013年から手掛けている「100 colors」シリーズの52作目。これまでニューヨーク、パリ、ドバイ、ロンドンなど世界中で展開されてきた。Google本社での設置は、シリコンバレーの象徴的存在であるGoogleと、アートの融合を示す新たなマイルストーンとなった。
「MIRAGE」を見た人々の心に、カラフルな蜃気楼が浮かび、それが壮大な夢へと昇華し、やがて現実世界で実現することを、ムホーは願っている。Google本社に設置されたこの作品が、テクノロジーと芸術の融合による新たな創造の可能性を示唆しているようだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000155312.html