日本のアニメーター育成プログラム「NeW NeW」始動!海外進出を目指す6名のアーティストが決定


日本のアニメーション界に新たな風が吹き込まれようとしている。CG-ARTSが実施する「New Way, New World: Program for Connecting Japanese Animators to the World」(略称:NeW NeW)の第一期アーティストが決定した。このプログラムは、海外進出を目指す日本の短編アニメーション作家を支援し、国際的な舞台で活躍できる人材を育成することを目的としている。
今回選ばれたのは、公募枠3名と推薦枠3名の計6名のアーティストだ。公募枠では、金子勲矩、関口和希、ひらのりょうの3名が選出された。彼らは新作企画をもとに選ばれ、今後約9ヶ月間にわたり、さまざまな育成プログラムやサポートを受けながら、新作の制作や国内外での発表に挑戦する。
一方、推薦枠では、すでに国際的な評価を得ている若手作家3名が選ばれた。ニヘイサリナ、折笠良、矢野ほなみの3名だ。彼らは国際共同製作の経験や海外の著名な映画祭でのグランプリ受賞歴を持つ実力者たちで、プログラムの「旗印」として国際的なプレゼンスを高める役割を担う。
NeW NeWの特徴は、単なる資金援助にとどまらず、国内外の専門家によるアドバイスや、レクチャー、ワークショップ、映画祭への参加機会の提供など、多角的なサポートを行う点だ。アドバイザーには、アレックス・デュドク・デ・ヴィット、エマニュエル=アラン・レナール、クリス・ロビンソンなど、国際的に活躍する映画祭関係者やプロデューサーが名を連ねている。
このプログラムは、日本のアニメーション界に新たな可能性をもたらすものとして期待されている。国内の才能ある作家たちが、世界の舞台で自らの作品を発表し、評価を得る機会を提供することで、日本のアニメーション文化のさらなる発展と国際化を促進することが狙いだ。
2025年2月22日には、東京で第一期公募枠アーティストの発表会が開催される予定だ。この場で、選ばれた3名のアーティストが自身の過去作品の上映と新企画の紹介を行う。アニメーションファンはもちろん、業界関係者にとっても見逃せないイベントとなりそうだ。
NeW NeWの今後の展開に注目が集まる中、日本のアニメーション界がどのように変化していくのか、そして世界の舞台でどのような新しい才能が開花するのか、楽しみに待ちたい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000120690.html