映画「ゆきてかへらぬ」公開記念!中原中也の魂が宿る文庫本が重版、広瀬すずらのビジュアルで装い新たに


文学ファンにとって朗報だ。KADOKAWAから発売されている『中原中也との愛 ゆきてかへらぬ』と『中原中也全詩集』が重版を迎え、新たな装いで書店に並ぶことになった。今回の重版では、映画「ゆきてかへらぬ」とのコラボレーションが実現。全面オビには、広瀬すず、木戸大聖、岡田将生という豪華キャストの映画ビジュアルが採用されている。
映画「ゆきてかへらぬ」は、大正時代を舞台に実在した3人の男女の壮絶な愛と青春を描いた作品だ。脚本は『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』で知られる田中陽造が40年以上前に執筆。長年、幻の脚本として語り継がれてきたものを、名匠・根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンを取り、ついに映像化を果たした。
物語の中心となるのは、まだ芽の出ない女優・長谷川泰子(広瀬すず)と、学生だった中原中也(木戸大聖)、そして批評家の小林秀雄(岡田将生)の3人。才能溢れるクリエイターたちの複雑な関係性と、青春の輝きが描かれる。
今回重版された『中原中也との愛 ゆきてかへらぬ』は、実際の長谷川泰子による衝撃の告白的自伝。中原中也との運命的な出会いや、小林秀雄との壮絶な関係が赤裸々に綴られている。一方の『中原中也全詩集』は、30歳で夭折した中原中也の魂の軌跡を一冊に収めた決定版だ。
映画の公開を前に、これらの文庫本が新たな装いで登場することで、中原中也や当時の文学界への関心が高まることは間違いない。文学ファンはもちろん、映画ファンにとっても、作品世界をより深く理解するための貴重な一冊となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000016395.000007006.html