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山中温泉が芸術の舞台に!1300年の歴史と文化が織りなす4日間の祭典

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報道発表
         (プレスリリースより)

石川県加賀市の山中温泉で、歴史と文化の魅力を再発見する芸術祭「新・山中温泉文化絵巻-小さな、はじまりの芸術祭-」が開催される。この祭典は、開湯1300年の歴史を持つ山中温泉の魅力を現代的な視点で捉え直し、次世代に繋ぐことを目的としている。

3月20日から23日までの4日間、温泉街の随所で多彩なプログラムが展開される。注目は「山中温泉芸術散歩」で、金沢美術工芸大学の芝山昌也率いる美術家チームによる現代美術作品が、医王寺や長谷部神社、鶴仙渓などの名所に展示される。

また、舞踏家・民俗学者の森繁哉と山中座芸妓衆による舞踊劇も見逃せない。「山中座」舞踊曼荼羅と題された第一演目では、四人の舞踊家が山中の四季を表現。第二演目の詩劇「四季の舞」も、温泉街の風情を色濃く反映した内容となっている。

映像ファンには「エナジー風呂フィルムフェスティバル」がおすすめだ。カン・タムラ監督の新作ドキュメンタリー「YAMANAKA」をはじめ、アートと温泉文化に焦点を当てた作品が上映される。

さらに、温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を目指す「温泉知のフォーラム」や、地元住民によるワークショップ、マルシェなども開催。美食家には、ミシュラン二つ星で腕を磨いた「てんぷら的場」の的場大将を迎えた特別な食事会も用意されている。

かつて年間80万人を集めた山中温泉だが、現在は25万人程度に減少。芸妓の数も激減している。この芸術祭は、そんな山中温泉の潜在的な魅力を引き出し、新たな観光の形を模索する試みとも言える。

山中温泉の歴史と文化、そして現代アートが融合する4日間。湯けむりと芸術が織りなす独特の空間で、五感を刺激する体験ができそうだ。詳細は山中温泉観光協会の公式サイトで確認できる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000157030.html