日本とネパールの架け橋に！全日本ネパール人日本語スピーチコンテスト開催へ

2025/02/20

日本在住のネパール人が日本語で自国の魅力や日本の良さを語る、画期的なイベントが開催される。神田外語学院とSun's Son株式会社の共催による「第1回ネパール人対象全日本日本語スピーチコンテスト」が2025年2月22日に東京・新大久保で行われる。

近年、日本国内の留学生数は増加の一途をたどっており、2024年6月末時点で約37万人に達している。そのうち、ネパール人留学生は約7万人と、中国に次いで2番目に多い。また、ネパール国内でも日本語学習熱が高まっており、日本語能力試験の受験者数も急増しているという。

本コンテストでは、「日本人に伝えたいネパールの良いところ」と「日本に来て見つけた日本の良いところ」の2つのテーマから1つを選び、参加者が日本語でスピーチを行う。参加資格は日本在住のネパール人で、留学生だけでなく、すべての在留資格を持つ方が対象となっている。

参加カテゴリーは3つに分かれており、日本語教育機関の部、専門学校・大学・大学院の部、そしてオープンカテゴリーがある。最優秀賞には5万円、各カテゴリーの優秀賞には2万円が贈られる。

神田外語学院には現在31人のネパール人学生が在籍しており、日本語や英語のスキルを磨きながら、それぞれの夢に向かって努力を重ねている。2024年3月に卒業したSHRESTHA PRAJWOLさんは、ホテリエになる夢を叶え、都内の外資系ホテルへの就職を果たした。

このスピーチコンテストは、増加する在日ネパール人が日本語学習の成果を発揮し、両国の相互理解を深める貴重な機会となりそうだ。言葉の力を通じて文化の架け橋を築く、注目の取り組みといえるだろう。