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『恋空』生みの親「魔法のiらんど」が幕を閉じる!25年の歴史に幕、「カクヨム」との合併で新たな展開へ

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報道発表
プレスリリースより

小説投稿サイト「魔法のiらんど」が、2025年3月31日をもって単独でのサービス運営を終了することが発表された。1999年のサービス開始から四半世紀にわたり、多くの人気作品を世に送り出してきた同サイトだが、今後はKADOKAWAが運営するWeb小説サイト「カクヨム」と合併し、新たな形で存続することになる。

「魔法のiらんど」は、『恋空』をはじめとする数々のヒット作を生み出した、いわば"Web小説の聖地"とも呼べる存在だ。今回の発表に際し、運営元のKADOKAWAは「長く皆様にご満足いただけるサービスのご提供を目指して」という思いから、カクヨムとの合併を決断したとしている。

サービス終了に伴い、「魔法のiらんど」では25年間の感謝を込めて、「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコンテストを開催。総勢300名に豪華賞品が当たるという。さらに、美嘉(『恋空』)やユウ(『ワイルドビースト』)など、歴代の人気作家たちによる新作ショートストーリーも公開されている。

コンテストの応募テーマは「またね、大好き」「きみは幸せでしたか?」「狂愛」など全8種類。100〜2,000字程度の作品を、2025年4月10日まで「カクヨム」サイトにて受け付けている。参加賞として、旅行券や美容家電、人気スイーツなどが抽選で当たるチャンスもあるという。

なお、「魔法のiらんど」に投稿されている作品は、2025年3月31日までにデータのバックアップを取り、「カクヨム」への移行が必要となる。ユーザーは必ず期限までに対応するよう呼びかけられている。

「カクヨム」は2016年にサービスを開始したWeb小説サイトで、現在の会員登録数は130万人以上。月間570万人が利用する人気サイトだ。投稿作品のPVに応じて広告収益が還元される「カクヨムロイヤルティプログラム」など、作者が収益を得られる仕組みも整っている。

Web小説界の先駆者「魔法のiらんど」と、新世代プラットフォーム「カクヨム」の合併。この動きが、Web小説シーンにどのような変化をもたらすのか、今後の展開に注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000016424.000007006.html