タテ読みマンガの頂点が決定!「無能な継母」が国内部門1位に輝く
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コミックナタリーが主催する「タテ読みマンガアワード 2024」の結果が発表された。ユーザー投票で決定する本アワードには、28万票を超える投票が集まり、縦スクロール形式のマンガの人気の高さを示した。
国内作品部門では、「無能な継母ですが、家族の溺愛が止まりません!」がトップに輝いた。つるこ。氏による本作は、無能と呼ばれる公爵令嬢が新たな家族との幸せを目指す物語だ。作者は「読者の皆様の応援が、目に見える形となった『愛情』そのもの」とコメントしている。
海外作品部門では韓国発の「夫を味方にする方法」が1位を獲得。政略結婚させられた主人公が、自身を殺すことになる夫を味方につける展開が人気を集めた。作者のSIRU氏は「これまで作品を制作するために苦労してきた時間が、無駄ではなく大きな意味があった」と喜びを語った。
完結済み部門では阿賀沢紅茶氏の「氷の城壁」が栄冠に輝いた。人と接するのが苦手な主人公の青春物語が読者の心を掴んだ。
特別賞として、伊織もえ賞には「よくある令嬢転生だと思ったのに」、BE:FIRST・SHUNTO賞には「神血の救世主」が選ばれた。伊織もえ氏は「予想を裏切る展開」を、SHUNTOさんは「読みやすさと物語の奥深さ」を評価のポイントに挙げている。
本アワードは、スマートフォンの普及とともに人気が高まっているタテ読みマンガの注目作を紹介する場として機能している。今回の結果は、ファンタジーや恋愛要素を含む作品が読者の支持を集めていることを示しており、今後のタテ読みマンガの動向を占う上で重要な指標となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000071662.html