タテ読み漫画の世界で注目を集めているソラジマのオリジナル作品『無能な継母ですが、家族の溺愛が止まりません！』が、コミックナタリー主催の「タテ読みマンガアワード 2024」で国内作品部門1位を獲得した。この賞は、ユーザー投票によって今読むべき縦スクロール形式の漫画を決定するもので、今回は28万票以上の投票が集まった。

『無能な継母ですが、家族の溺愛が止まりません！』は、家族に冷遇され「無能」と呼ばれる公爵令嬢エルシャが、戦争狂と噂される大公との政略結婚を通じて新たな家族との幸せを追求する物語だ。読者からの圧倒的な支持を受け、ソラジマの看板作品として急成長を遂げている。

原案・脚本を担当するつるこ。先生は受賞コメントで、「この賞は読者の皆様の応援が、目に見える形となった「愛情」そのものです」と感謝の意を表した。さらに「アイスベルグ家の溺愛はまだまだ止まりません！」と、今後の展開への期待を高めている。

本作の人気は書籍化やグッズ展開にも波及しており、KADOKAWAから単行本が発売されているほか、「eeo Store」では公式グッズの販売も行われている。また、つるこ。先生へのインタビュー記事や動画も公開され、作品の魅力や制作秘話を垣間見ることができる。

ソラジマは2019年の設立以来、100作品以上のタテ読み漫画を手がけ、世界11カ国・地域で配信を展開。『シンデレラ・コンプレックス』の実写ドラマ化や『傷だらけ聖女より報復を込めて』のアニメ化など、メディアミックス展開も積極的に進めている。

タテ読み漫画市場の急成長を背景に、ソラジマは新たな才能の発掘にも力を入れており、「即決！掲載チャレンジコース」と「縦読みフィードバック希望コース」という2つの持ち込み窓口を設けている。次なるヒット作の誕生に期待が高まる中、タテ読み漫画がエンターテインメント業界の新たな主役として台頭しつつある。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000084922.html