アクリルの可能性を無限に広げる!TOKYO ACRYLが挑むSDGsな取り組みとは


足立区の有限会社三幸が展開する「TOKYO ACRYL」ブランドが、アクリル製品の新たな可能性を切り開いている。50年以上にわたりアクリル加工一筋で培ってきた技術を活かし、カラフルでデザイン性の高い製品から実用的なアイテムまで、幅広い商品を生み出してきた同社。そんな三幸が今、環境に配慮したSDGsな取り組みで注目を集めている。
同社の小沢頼寿社長は「アクリルは様々な加工がしやすく、美しい透明性と優れた耐衝撃性を持つ素材です。私たちはその特性を活かし、ファッション雑貨からアート作品まで、約7,100種類ものアクリル製品を世に送り出してきました」と語る。
しかし、製造過程で出る端材や廃色材の処理が課題となっていた。そこで同社が取り組んだのが、これらのスクラップを再利用する「アクリルアップサイクル」だ。細かく粉砕した端材を樹脂に封入した「プレミアムアクリル」や、磨き加工を施した「Refine Acrylic」として生まれ変わらせている。
この取り組みは環境省の「プラスチック・スマート」キャンペーンにも登録され、海洋プラスチック問題解決への貢献が評価されている。さらに、Refine Acrylicを使用したアクセサリー作りワークショップも人気を博しており、環境への配慮と創造性の融合を実現している。
「私たちの目標は、TOKYO ACRYLを世界的なブランドに育て上げることです。東京を代表する企業として認められ、アクリル製品の芸術的価値を高めていきたい」と小沢社長は意気込む。
2025年3月8日には、同社も企画から携わる「Motto!東あだち<春フェス2025>」が開催される。ここでは、Refine Acrylicを使った指輪作りワークショップも予定されており、SDGsなアート製品を直接体験できる貴重な機会となりそうだ。
アクリルの可能性を広げ、環境にも配慮したものづくりに挑戦し続けるTOKYO ACRYL。その革新的な取り組みが、サステナブルな未来への道を切り開いていく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000136487.html