札幌の街に新たな芸術の風が吹き込む。札幌グランドホテルは、2025年3月4日から5月12日まで、「寺島デザイン ポスター展2025」を開催する。この展覧会は、北海道を中心に活躍する「寺島デザイン制作室」が手がける、ユニークな参加型ポスター展だ。

展示されるのは、寺島デザイン制作室のスタッフをはじめ、寺島賢幸氏の仲間たち、そしてゲストクリエイターによる、合計28名の作品。これらのポスターは単なる展示物ではない。来場者は気に入った作品に投票することができ、ポスター表現がどれほど一般の人々に伝わるかを測る、インタラクティブな企画となっている。

寺島デザイン制作室の代表取締役である寺島賢幸氏は、1961年札幌生まれのアートディレクター・グラフィックデザイナー。日本グラフィックデザイナー協会新人賞や台湾国際ポスターアワード金賞など、国内外で数々の賞を受賞している実力者だ。今回の展覧会では、寺島氏を中心に、新進気鋭のクリエイターたちが集結し、北海道のデザイン力を存分に発揮する。

展示されるポスターは、単に「わかりやすい」だけでなく、「良くわからないけど惹かれる」ものも含まれる。これは、近づいて内容を知りたくなるような、デザインの魅力を引き出す狙いがある。来場者は、自分の感性に響いた作品に投票することで、デザインの評価に直接参加できるのだ。

会場となるグランビスタギャラリー サッポロは、札幌グランドホテルの本館1階に位置する。1934年に北海道初の本格的洋式ホテルとして誕生した札幌グランドホテルは、開業90周年を迎え、今なお札幌の文化発信地として重要な役割を果たしている。

入場は無料で、平日11:00から19:00まで開館している。最終日の5月12日は17:00までとなるので注意が必要だ。投票は4月25日まで受け付けているので、早めの来場がおすすめ。札幌の街を彩る28人のクリエイターたちの感性が詰まった本展覧会は、デザイン愛好家はもちろん、アートに興味のある人々にとって見逃せない機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001615.000007398.html