江戸時代の面影残す日野宿本陣で、華やかな雛祭り開催中!古今雛から吊るし雛まで、歴史と伝統が織りなす春の風物詩


春の訪れを告げる雛祭りの季節。東京都日野市の日野宿本陣で、「お雛さまを愛でる会」が開催されている。江戸時代に建てられた貴重な本陣建築を舞台に、明治時代の古今雛から大正・昭和初期の雛人形、さらには色鮮やかな吊るし雛まで、時代を超えた雛飾りの数々が来場者の目を楽しませている。
日野宿本陣は、都内に唯一残る本陣建築として知られる歴史的建造物だ。ここで毎年恒例となっている「お雛さまを愛でる会」は、五節供の一つである桃の節供にちなんだイベントで、季節の行事の中でも最も華やかだという。
今回の展示では、室礼講師の枝川寿子氏がプロデュースを担当。また、地元で活動する「古布遊び ひろの会」による吊るし雛の展示も見どころの一つだ。さらに、日野図書館や中央公民館、日野宿交流館など、日野宿地区の各所でも市民手作りの雛飾りが展示されており、地域全体で雛祭りムードを盛り上げている。
展示される雛人形は、明治時代の古今雛をはじめ、大正・昭和初期の雛人形や雛道具、土雛など、様々な時代のものが揃う。これらの人形たちが、雛祭りにちなんだ室礼(飾り付け)とともに展示されることで、歴史的な建物の風情と華やかな雛人形が見事に調和した空間を作り出している。
「お雛さまを愛でる会」は令和7年3月9日(日)まで開催される。開館時間は9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)。入館料は一般200円、小中学生50円。歴史ある建物で、日本の伝統文化に触れる貴重な機会となりそうだ。
春の陽気に誘われて、江戸時代にタイムスリップしたかのような日野宿本陣で、華やかな雛飾りを楽しんでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000126851.html