団地と映画の魅力が融合!高島屋史料館TOKYOで斬新な企画展が開催
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高島屋史料館TOKYOで、団地をこよなく愛するクリエイターユニット《団地団》監修による企画展「団地と映画 ―世界は団地でできている」が開催される。2024年3月12日から8月24日まで、日本橋高島屋S.C.本館4階展示室にて無料で公開される本展示は、団地と映画の意外な関係性を掘り下げる斬新な試みだ。
団地団が「団地映画」と名付けた作品群を中心に、映像表現における団地の描かれ方の変遷を探る。「地霊と設備」「侵入・脱出」「湾岸」「自然/環境」「妻たちの孤独」「子どもと特殊能力」などのキーワードを軸に、団地を多角的に分析。各時代の社会背景と団地イメージの関係性も浮き彫りにされる。
展示では、団地映画のマッピングや、印象的なセリフを集めた年表など、ビジュアル的にも楽しめる工夫が施されている。また、会期中にはトークイベントの開催や、団地団が選出する〈主演「団」優賞〉の発表も予定されており、団地ファンはもちろん、映画愛好家にとっても見逃せない内容となっている。
監修を務める団地団は、大山顕、佐藤大、速水健朗、稲田豊史、山内マリコ、妹尾朝子という多彩な顔ぶれで構成されている。写真家、脚本家、ライター、小説家、漫画家など、それぞれの専門分野から団地文化を独自の視点で解釈し、新たな団地の魅力を引き出す。
本展は、単なる懐古趣味ではなく、現代社会における団地の意義や、映画という媒体を通じて描かれる日本の住環境の変遷を考察する機会となるだろう。都市計画や建築、メディア研究に興味がある人にとっても、刺激的な内容が満載だ。
高島屋史料館TOKYOの公式サイトやSNSでは、展示の詳細情報やイベント告知が随時更新される。団地と映画が織りなす新たな文化的景観を、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000965.000069859.html