横浜市が主催する「よこはま建築フォトコンテスト2024」の受賞作品が決定した。今年で3回目を迎えるこのコンテストは、公共建築の魅力発信と横浜市内の建築物の新たな魅力発掘を目的としており、今回は「横浜×建築×花や緑」をテーマに開催された。

今年は過去最多となる1024作品の応募があり、その中から入賞・佳作15点が選ばれた。審査員を務めた写真家の森日出夫氏は、「春夏秋冬、昼夜の人々の暮らしなどをよく観察している。横浜での風景の中でふとした日常にスポットを当て、自身の目線で特別な瞬間にしていると思う」と全体講評を述べている。

最優秀賞に輝いたのは、ホテルニューグランドを撮影した「100年前の思いを礎に」という作品だ。山下公園と歴史的建造物のニューグランドを縦位置で配置した構図が評価され、「この場所の空気感をよく表している」と高い評価を得た。

優秀賞には、夜のみなとみらいを捉えた「夜の公園」と、せせらぎ公園の東屋を撮影した「森のあずまや」が選ばれた。建築局長賞には、横浜マリンタワーとホテルニューグランドを一体的に捉えた「日曜日の旭光」が、建築保全公社理事長賞には外交官の家を撮影した「カラフルな春の庭園」が選ばれている。

これらの入賞作品は、3月15日から27日まで横浜市庁舎2階のプレゼンテーションスペースで展示される。パネル展示される入賞作品に加え、佳作を含めた応募作品もデジタルサイネージで投影される予定だ。

また、横浜市公共建築のInstagramアカウント（@yokohama_kokyokenchiku）でも、入賞・佳作作品が随時紹介されるという。横浜の建築と自然が織りなす美しい瞬間を捉えた作品の数々は、街の新たな魅力を再発見する絶好の機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001581.000013670.html