写真好きの中高生たちが腕を競い合う「2024年度TopEyeフォトコンテスト」の年度賞が決定した。株式会社ニコンイメージングジャパンが主催するこのコンテストは、全国101校から応募があり、単写真部門と組写真部門で熱戦が繰り広げられた。

単写真部門で最多ポイントを獲得し、年度賞・最優秀賞に輝いたのは宮城県白石工業高等学校。一方、組写真部門では和歌山県立神島高等学校が栄冠を手にした。両校には、ニコンのミラーレスカメラ「Zf 40mm f/2（SE）レンズキット」と、セイコーエプソン株式会社提供のプリンター「SC-PX1V」が贈られる。

今年度から、コンテストは年4回の開催に拡大。さらに、新1年生を対象とした新人賞も設けられ、より多くの学生が挑戦できる場となった。プロ写真家の秋山華子氏と熊切大輔氏による厳正な審査を経て、若い世代の斬新な視点と情熱が詰まった作品が選ばれている。

審査員の秋山氏は「受賞作品には、日常の一瞬を鋭く切り取ったものや、被写体と真正面から向き合ったものが多く、若い世代のエネルギーが伝わってくる」とコメント。熊切氏も「撮影被写体や表現がますます多様化している」と評価し、参加者たちの成長に期待を寄せている。

入賞作品は、ニコンプラザ東京と大阪の「THE GALLERY」で展示される予定だ。東京では2025年3月11日から24日まで、大阪では4月3日から16日まで開催される。写真愛好家はもちろん、若い才能の発掘に興味がある方にとっても、見逃せない展示会となりそうだ。

1979年に始まった「TopEye」は、中高生の写真生活を応援するマガジンとして長年親しまれてきた。コンテストだけでなく、機材の貸し出しやオンライン講評会など、多角的な支援を行っている。ニコンイメージングジャパンは、今後も写真文化の発展に貢献していく姿勢を示している。

若い世代の感性と技術が光る「TopEyeフォトコンテスト」。次世代の写真家たちの活躍に、今後も注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000582.000016573.html