映画音響の魔術師!テクノスカレッジ卒業生が日本アカデミー賞特別賞を受賞


映画の世界で音響のプロフェッショナルとして活躍する河東努氏が、第48回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞した。河東氏は総合学院テクノスカレッジ(旧東京工学院専門学校)音響芸術科の1992年卒業生で、現在はドルビーサウンドコンサルタントとして、日本映画界に多大な貢献をしている。
河東氏は、日本で唯一Dolby Laboratories認証のサウンドコンサルタントとして、最新音響技術「Dolby Atmos」採用作品の推進と技術サポートを行っている。30年以上にわたり、1000本以上の日本映画の音響制作に携わってきた実績が評価され、今回の受賞につながった。
「千と千尋の神隠し」「ONE PIECE FILM RED」「ゴジラ-1.0」など、日本を代表する大作映画の音響を手がけてきた河東氏。映画ファンにとっては、彼の仕事が作品の臨場感や没入感を高める重要な要素となっていたことだろう。
河東氏は母校テクノスカレッジの学生たちへ向けて、「映画業界で多くの方々と出会い、教えを受け、ご協力を頂いたことが受賞につながった」と語り、自身のキャリアスタートが学校での学びにあったことへの感謝を述べている。
3月7日、8日に開催される「テクノス展2025」では、河東氏による特別講演が予定されている。日本アカデミー賞受賞の喜びや、映画・音響の仕事を目指す学生たちへのメッセージが語られる予定だ。
総合学院テクノスカレッジは、エンターテインメントや工学、観光など多岐にわたる分野を学べる専門学校。社会の縮図を体感できる施設・設備が整っており、学生が自身の専門分野以外の他学科とも協同しながら多角的に学べる環境が特徴だ。河東氏の活躍は、同校の卒業生たちにとって大きな励みとなるだろう。
映画音響の世界で輝かしい功績を残し続ける河東氏。彼の受賞を機に、映画の音響技術への注目度が高まることが期待される。そして、次世代の音響のプロフェッショナルたちが、テクノスカレッジから巣立っていくことだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000136989.html